河合優実、中島歩、岡部たかし…NHKが“同じ俳優”を何度も起用、背景にあった「安全志向」
河合優実(写真:本誌写真部)
「2025年度前期の朝ドラ『あんぱん』に出演した河合優実さん(25)が、早くも2028年度前期の朝ドラ『ほんのモキチ』のヒロインに抜てきされ話題を呼びました。 さらに見上愛さん(25)は現在放送中の朝ドラ『風、薫る』のヒロインを務めていますが、その前には’24年の大河ドラマ『光る君へ』に藤原彰子役で出演。“NHK常連”の印象を強めています」(制作関係者)
同じ俳優がNHKのドラマに繰り返し出演するケースが相次いでいる。その裏には、NHKの“働き方改革”があるようで——。
「NHKの常連になっている俳優はほかにも。たとえば’24年の朝ドラ『虎に翼』でヒロインの父役で話題を集めた岡部たかしさん(54)は’25年の朝ドラ『ばけばけ』にもヒロインの養父役で出演。’27年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』への出演も決まっています。
中島歩さんは(37)はTBSドラマ『Tシャツが乾くまで』で話題ですが、NHKドラマへの出演も多く、‘14年の朝ドラ『花子とアン』や’25年の朝ドラ『あんぱん』、さらには放送中の大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも出演。
そのほかにも『夜ドラ』枠の作品にも出演しています」(前出・制作関係者)
これには、コロナ禍をきっかけとした局内の変化が関係しているという。
「以前は、芸能事務所のマネージャーや営業担当者がNHKを訪れ、新人俳優の資料を配って営業するのが定番の光景でした。しかしコロナ禍以降、NHKでもリモートワークが推奨され、局内もフリーアドレス(個人席を固定しないオフィス)化。かつてのような営業や交流の機会が激減してしまったのです」(前出・制作関係者)
その結果として、NHKは俳優たちの“過去の実績”を重視する傾向に。
「“またこの人”“同じ俳優ばかり”という視聴者の反応も懸念されますが……。公共放送であるNHKは『現場のトラブルや撮影の遅延を何よりも嫌う』という安全志向が非常に強い。そうなると、過去に一度仕事をしていて『演技力はもちろん、現場での振る舞いもよく、スケジュール管理もしっかりしている』と信頼が証明されている俳優や、信頼のおける大手・老舗事務所に声をかけることがいちばんの安全策になるのです。結果として、実績のある特定の人材にオファーが集中する“ヘビロテ状態”が生まれています」(前出・制作関係者)
演技に安定感のある俳優もいいが、やはり新たな才能の発掘も期待したいところだ。