岸田文雄元首相 沖縄知事選“対抗馬”の決起集会に現知事から贈られたかりゆしウエアで登壇で指摘された“無神経”

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岸田文雄元首相 沖縄知事選“対抗馬”の決起集会に現知事から贈られたかりゆしウエアで登壇で指摘された“無神経”

6月26日、日本外国特派員協会で講演をする岸田文雄元首相(撮影:梅基展央)



「党本部で決起集会の動画が流れたんですが、そこに映った岸田さんを見て、職員同士で顔を見合わせましたよ」

苦笑しながらそう語るのは、自民党関係者だ。

9月2日、沖縄県那覇市内の武道館で、沖縄県知事選に向けた新人候補、元那覇市副市長の古謝(こじゃ)玄太氏(42)の決起集会が開かれた。3期めを目指す現職の玉城デニー沖縄県知事(66)に対し、古謝氏は自民党をはじめ5政党の推薦を受けて挑む“非玉城陣営”の本命候補である。そんな決起集会でひと際目を引いたのが、最上位の来賓として登壇した岸田文雄元首相(69)だった。ところが……。

「岸田さんが着ていたのは、なんと玉城知事から贈られた、かりゆしウエアだったんです。前立ての部分に沖縄伝統のミンサー織りをあしらった、かなり特徴的なデザインでした。

2023年5月30日、玉城知事が首相官邸を訪問した際に贈ったものです。
沖縄県知事が、夏のクールビズに合わせて首相へかりゆしウエアを贈呈するのは、恒例行事です。贈られた当時、『すばらしいデザインだ。これを着て6月6日の閣議に臨みたい』と、かなり気に入っていました。ただ、玉城知事からの贈り物を着て対抗馬の決起集会に登場することに対しては、両陣営に対して失礼かもしれません」(同前)

実際、SNSでは岸田元首相の服装に気づいたユーザーから、さまざまな声があがっている。

《玉城デニー氏からのプレゼントなのめっちゃ面白いです》
《正直マイナスです》

こうした辛辣な反応が飛びかうなか、岸田元首相を知る別の自民党関係者は「無神経な部分は、いまに始まったことではない」と指摘する。そうした振る舞いは、国会でも健在だという。

衆院本会議場の最後列には現在、4人がけの席があり、向かって左から自民党の麻生太郎副総裁、岸田元首相、石破茂前首相、そして衆院憲法審査会会長の古屋圭司議員が座っている。以前は、麻生副総裁、菅義偉(よしひで)元首相、岸田元首相、石破前首相という並びだった。


「麻生さんと菅さんの関係がよくないことは知られた話ですし、麻生さんと石破さんも、いわば犬猿の仲。麻生さんは議場でもかなり強張った表情で、ほとんど真正面を向いています。菅さんの引退後、その席に入った古屋さんにとっても、隣には党の大物が3人並んでいる状態。古屋さんは、ほとんど下を向いています(笑)。そんななかで、よく聞こえてくるのが岸田さんの声なんです。岸田さんは、まわりの不和を気にせず話しかけるんです。聞いている方がヒヤヒヤしますね。いい意味で無神経なんです(笑)」

鈍感なのか、したたかなのかは定かではない。
長年にわたって政界を生き抜いてきた独特の距離感こそが、岸田元首相の武器になっている。

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