美貌や若さに自信があった人ほど、老化に直面したときの「エイジングストレス」が大きいという。輝いていたアイドルたちは年齢を重ねた今、そんな悩みにどう対処しているのだろう?そこで、’80年代アイドルが直面した「エイジングストレス体験」と、対処法を紹介。
「いちばん調子が悪かったのは46~47歳のころ。気持ちが落ち込みがちで、ドラマのセリフはまだ大丈夫でしたが、アドリブが重要な旅番組では、気の利いたコメントが出てこない。なぜ楽しめないんだろう、と自分でも訳がわからず、葛藤がありました」
そう話すのは、11歳のデビュー以来、大映ドラマなどで圧倒的な存在感を放ち、活躍してきた伊藤かずえさん(51)。母となってからも、女優として着実に歩んできた伊藤さんが、更年期の入口に立ったときのことをこう振り返る。
「急に変な汗が出て、すごく疲れやすい。夜も寝つきが悪く、手足が冷えて眠れないという症状にも悩みました」(伊藤さん・以下同)
“この具合の悪さがあと10年も続くんだろうか。
更年期だから仕方がないのだろうか”と絶望的に思ったこともあったというが、いまや「毎日が楽しい」