石田ゆり子 苦節30年…薬師丸ひろ子の『時代』熱唱に涙した夜
東京・渋谷区内の雑踏が、一瞬華やいだ。4月中旬の日曜日。夜7時すぎのことだ。オレンジのパンツに大きめの白のニットをざっくりと合わせた、ほぼすっぴんに見えるナチュラルメークの女性。石田ゆり子(48)だった。
この日、地下にあるカラオケ店で行われたのは今年9月に公開される映画『コーヒーが冷めないうちに』の打ち上げ。石田はじめ、主演の有村架純(25)、波瑠(26)、吉田羊、薬師丸ひろ子(53)ら豪華出演陣が一堂に会した。
サプライズも用意されていた。
出演者あいさつで壇上に上がった薬師丸が、“生歌”を披露してくれたのだ。前出の映画関係者は言う。
「歌ってくれたのは、中島みゆきさん作曲の名曲『時代』です。薬師丸さんはこの曲を88年に主演した映画『ダウンタウン・ヒーローズ』の主題歌として当時カバーしていて、とても思い入れのある曲だそうです。デビュー35周年の記念ライブでも、アンコールで披露していました」
その歌声を目に涙を浮かべて聞いていたのが、石田だったという。芸能プロ関係者が話す。