くらし情報『“元祖こども食堂”近藤博子さんが語る、現代日本の子供たちの「食」』

2018年5月19日 16:00

“元祖こども食堂”近藤博子さんが語る、現代日本の子供たちの「食」

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現在、日本の子どもの「7人に1人が貧困」とされる。そんな子どもたちが通う「こども食堂」。日本全国で2,286カ所、のべ100万人超が利用しているという――。

「お帰り!いらっしゃい!おなかすいたでしょう」

東京都大田区は東急池上線の蓮沼駅近くにある「気まぐれ八百屋だんだん」。毎週木曜の夕方から、ここの店内でこども食堂が開かれる。午後5時半。店主の近藤博子さん(58)が、中学生の女子4人を迎え入れる。

「今日は、だんだんのこども食堂初めてのにぎりずし。
来ないと損する日かもね(笑)」(近藤さん)

続いて今度は、小学生の男子2人組が100円玉を握りしめ、やってきた。「ただいま!おっ、板前さんが握るすしじゃん。オレ、初めてかも」。その元気な声を聞いて、6時間前から準備していたボランティアのすし職人の内田真帆さん(29)もうれしそう。

3児の母で歯科衛生士の近藤さんが’12年夏に開いた食堂は、日本で初めて「こども食堂」の名称を使った第1号。名付け親も近藤さんだ。

「シンプルにして目的を的確に言い当てたネーミングがまずあって、近藤さんのこども食堂をお手本に、日本中に広がっていきました」

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