2018年6月4日 11:00
「候補者男女均等法」が成立!小池都知事が語る2030への挑戦
「『候補者男女均等法』が成立した16日の夜、野田聖子さんに、『おめでとう!』とお祝いメールをしました。国会議員時代、私は野田さんと一緒に、女性議員数の拡大をはじめ、男女共同参画の課題について取り組んできました。それを野田さんが継続されてきた成果が、形になった瞬間だったんです」
こう語るのは、小池百合子東京都知事(65)。
5月16日、野田聖子総務大臣兼女性活躍担当大臣ら、与野党の議員の尽力によって、「候補者男女均等法(政治分野における男女同参画の推進に関する法律)」が成立した。これはどのような法律なのか。女性の労働問題に詳しい圷由美子弁護士が解説してくれた。
「国会や地方議員の選挙時に、政党や政治団体は男女の候補者数をできる限り均等にすべきという“努力義務”を定めた新法です。『政治は男がやるもの』とする古い慣行に風穴を開けたことは快挙です。
しかし強制力はなく、自主性に委ねられるため、国民は各党の多様な民意の取り入れへの本気度を比較し、チェックする必要があります」(圷さん)
ともあれ、公布と同時に施行されたこの法律は、女性参政権がなかった時代から今日まで、「権利の拡大」