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事実婚で三姉妹育てるSHELLYさん、元夫の再婚相手とも家族ぐるみで交流「大人たちが大人でいることを意識している」

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元夫の再婚相手とも家族ぐるみで交流





SHELLYさんは2014年に前夫と結婚して2016年に長女、2018年に次女を授かり出産。2019年に離婚した後、2022年に現在のパートナーとのあいだに第三子となる三女が誕生しています。

くわばたさんから「ステップファミリーでいらっしゃるけど、いろいろ大変なことあったんじゃないかな」と聞かれると、SHELLYさんは「めちゃめちゃ悩みましたし、いろんな本とか記事とか読みあさってました」と話します。

離婚によって子どもに悪影響が出ないようにどうすればよいか調べたというSHELLYさん。「特に女の子の場合は離婚してお父さんがいなくなると『お父さんに捨てられた』『自分がもっとお父さんに可愛がられていたら、お父さんは残ってくれたんじゃないか』と感じる」という記事を目にして、「絶対そんなの思ってほしくない」と子どもたちと元夫とのつながりは今も続いていることを打ち明けました。

今のパートナーと子どもたちを初めて会わせたときは、「ママの特別な人なんだよ」とちゃんと紹介したというSHELLYさん。最初は1~2時間遊んでバイバイして、次は食事をして……と徐々に過ごす時間を増やしていき、パートナーも子どもたちも一緒にいることが楽しくて心地よくなる関係性を作り上げていったのだそう。そしてそばにいることが当たり前のようになったタイミングで、同居することになったといいます。


くわばたさんが「でも籍は入れてないんだよね? それは何か意味はあるの?」と訊ねると、SHELLYさんは「前に結婚したときに、どこに行っても誰々の奥さんと言われるようになり、自分のアイデンティティを失った気がした」と振り返ります。

また「紙切れ一枚で簡単に離婚できちゃったから、結婚てなんだったんだろう?」と、そもそも現在の結婚の形に対して違和感を覚え、その制度にもう一度入りたいかと問われると「そんなに魅力を感じなかった」ときっぱり。子どもの苗字に影響することも、事実婚を選んだ理由のひとつだそうです。

パートナーのことを子どもたちは「パパ」や「お父さん」ではなく「ピーター」と呼んでいるそう。長女が君付けはカッコ悪いからピーターにしようと提案したそうで、今ではSHELLYさんの両親や姉もピーターと呼んでいるのだとか。

また、SHELLYさんが「(父の日には)上の2人は実の父親にも今のパートナーにもプレゼントをあげて、母の日は実のお父さんの奥さんにもプレゼントして、私にもして」と、前夫との家族とも交流があることを明かすと、くわばさんは「私の中では理解が追いつかないんだけど……!」と驚愕。

元夫と妻、SHELLYさん家族とみんなで食事をすることもあるそうで。元夫の妻も子どもたちにダンスを教えてくれたり遊んでくれたりと、すごく可愛がってくれていると言います。
大人たちが「大人でいること」を意識しながら子どもたちと関わることで、互いに協力し合える関係性が築けているそうですが、もちろん「ここまでに至るまではいろいろ大変だった」とSHELLYさん。

「子どもがいるから離婚できない」と悩んでいる人に向けて、SHELLYさんはアメリカで発表された「離婚してシングルの親に育てられた子どもと、離婚はしていないが夫婦関係が良くない家庭で育った子どもと、大人になったときどちらがトラウマが大きいか」という調査を紹介。調査結果は「離婚せずピリピリした環境の中で育った子ども」のほうが圧倒的にトラウマが大きかったそうです。

この調査結果を踏まえて、SHELLYさんは「子どもたちは親の様子や態度をよく見て感じ取っている」とコメント。「夫婦2人が子どものためと我慢して歯を食いしばっているほうが子どもにストレスが多いと思ったら、『少しでもストレスが少ないほうを選んであげようよ』と思います」と、考えを語りました。

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