M.クンツェ＆S.リーヴァイのゴールデンコンビ渾身の最新作　ミュージカル『ベートーヴェン』日本初演が本日開幕

音楽史にその名を燦然と輝かせる偉大な音楽家、ルートヴィヒ・ヴァン・べートーヴェン。その生涯は、音楽家の生命線とも言うべき聴力を失ってもなお作曲し続けた数奇さと共に、死後に発見された“不滅の恋人”への送られなかった手紙の存在によっても後の世の人々の想像力を大いに掻き立て、数々のフィクション作品の材料となってきた。“不滅の恋人”の最有力候補のひとりとされるアントニー・ブレンターノとの恋模様を軸に、父からの虐待や弟との確執といった様々なエピソードを織り交ぜながらベートーヴェンの人生に迫るミュージカル、その名も『ベートーヴェン』が、本日12月9日(土)に東京・日生劇場で開幕する。

手掛けたのは、『エリザベート』『モーツァルト！』など数々の人気ウィーン・ミュージカルで知られるミヒャエル・クンツェ（脚本／歌詞）＆シルヴェスター・リーヴァイ（音楽／編曲）。同じく偉大なクラシック音楽家の人生に迫った『モーツァルト！』ではオリジナル楽曲を用いた彼らだが、今回はベートーヴェン自身が残した楽曲に歌詞をつけ、旋律を再構成し、各シーンに当てはめるという手法を取っている。構想に10年以上を費やし、今年1月に韓国で世界初演の幕を開けたばかりの、ゴールデンコンビ渾身の最新作。