くらし情報『日本上演40周年!新たに生まれ変わる『ピーターパン』稽古場レポート』

2021年7月9日 12:00

日本上演40周年!新たに生まれ変わる『ピーターパン』稽古場レポート

フック船長役:小西遼生 撮影:渡部孝弘

撮影:渡部孝弘



今年も『ピーターパン』の夏がやってくる!

昨年はコロナ禍の影響により上演中止となっただけに、「待ちにまっていた!」というミュージカルファンは多いのでは。ホリプロミュージカルの原点である本作は、今年で日本上演40周年を迎える。

世界的に見ても、一つの作品がこれだけ長きにわたって毎年上演され続け、世代性別を超えて人々に愛され続けている例はないだろう。この40年間、数々の気鋭演出家が手がけきたことも『ピーターパン』の特色であり、魅力だ。

今回の上演にあたっては、新たに森新太郎が演出を、潤色・訳詞をフジノサツコが担当。美術も大きくリニューアルしたバージョンになるという。

さてどんな舞台になるのか?それを探るべく、いざ稽古場へーー。

すでに演劇業界では常識となった、入り口での検温、手のアルコール消毒を終えて稽古場に足を踏み入れると、第2幕「夜の海賊船」のシーンの稽古が行われていた。
「この世でいちばん悪いやつは」と自らの威厳を誇示して叫ぶのは、小西遼生演じるフック船長だ。

それに対して海賊の子分たちが「フック船長!フック船長!」と応えると、どんどん気分がよくなっていくフック。

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