東京シティ・フィル創立50周年のシーズンラインナップが発表
、同じく交響曲第2番ハ短調「復活」が特別演奏会として演奏される。
会見に出席した星野繁太事業部長がシーズンの「目玉」と語ったのが、9月の定期演奏会(東京オペラシティ)における高関マエストロの指揮によるヴェルディの歌劇「ドン・カルロ」(演奏会方式)。前回の「トスカ」の成功を礎に「(「トスカ」での)大胆なステージ配置などで得た経験を元に、演奏会方式のオペラの可能性をさらに追及し、より進化した舞台をお届けしたい」と意気込む。高関マエストロにとっても同オペラは「思い出の作品」とのこと。ベルリンに留学した際に、カラヤンが録音した同オペラを聞いて「心の底からビックリしました」と明かした。
また7月の定期演奏会(東京オペラシティ)では、かつてシティ・フィル指揮研究員を2年間務め、このたび大阪フィルの指揮者に就任した松本宗利音を迎え、研究員時代に飯守マエストロから直接指導を受けたブラームスの交響曲第2番が演奏される。10月の定期演奏会(東京オペラシティ)では昨年に続き、鈴木秀美を客演指揮者、チェロに山崎伸子を迎え、シューマンのチェロ協奏曲が披露される。
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ティアラこうとうでの定期演奏会では50周年を祝した多彩なプログラムが組まれており、4月にはショスタコーヴィチ没後50周年ということで交響曲第1番と第5番が演奏される。