2022年6月21日 07:00
劇団四季『キャッツ』が21年ぶりに名古屋へ! ランペルティーザ役の長谷川彩乃にその魅力を聞く
でもある人に『彩乃は彩乃のランペルティーザでいいんだよ』と言われたのです。そこからは自分なりのランペルティーザを見つけていきました。本番に出演しながらも、日々もっとこうしてみようとか、私とランペルティーザをどう繋げようかとか、探りながら演じています。
――ロングラン公演なので複数回観る方もいるかと思います。そういった方にぜひ注目して欲しいポイントはありますか?
長谷川劇場猫・アスパラガスが俳優だった若い頃の栄光を懐かしんで昔の話をしているときに、後ろで猫たちが寝ていたりするのですが、みんな自由に過ごしています。今日は聞いてみようとか、今日は興味ないから寝てしまおうとか、今日は他の猫と遊ぼうとか。それは日によっても、キャストによっても違います。ぜひ注目していただきたいです。
――そのあたりの自由さは猫っぽいですね。猫の動きの研究もするんですか?
長谷川『キャッツ』の稽古はまず猫になるところから始まり、歩き方など猫の動きから教えてもらいます。私も、ずっと猫の動画を見たり、飼っている猫の動作を見たり。日々、鏡を見て猫っぽいポーズを研究しています(笑)。
――名古屋は21年ぶりの上演ですが、前回からの違いはあるのでしょうか?
長谷川音楽面でテンポや曲調が変わっている曲があるので、昔を知っている方は雰囲気がだいぶ違うと感じると思います。