2021年8月24日 07:00
「希望や夢を感じられるステージに」熊本マリ、10月に恒例の『熊本マリの夜会』を開催
短いけど、心に残る良い曲」というインファンテ「エル・ヴィト」、技巧に彩られたシュルツ=エヴラー編曲のJ・シュトラウスII「美しき青きドナウ」、グレインジャー編曲のガーシュウィン「ラヴ・ウォークト・イン」と、熊本自身の思い入れも詰め込んで。「中身は濃くて、まさにフルコース。決して退屈させないし、どなたにも楽しんで頂けるはず」と自信を見せる。
さらに、「今や、『本当に聴きたいものならば行く。でも、それほどでもなければ、行かない』という時代。人と人、人と音楽…すべての関係性もまた変化しています。だから今回は“未体験ゾーン”(笑)。これで1回、経験してみれば、判ると思うんですよ。
もしも聴き手の皆さんが変化していたなら、弾いている私自身も感じますから…。体験してから、また次を考える。そんな感じかもしれませんね」とも。
そして、やはり10月には、スペイン・カタルーニャの作曲家による作品を軸とした、すべて新録音によるアルバムのリリースを予定。「カタルーニャの風土は緑が印象的ですが、曲のイメージもまさに「緑」。皆さんが想像される『情熱の赤』のスペインとは、また違います。とても透明で、すっきりとした感覚で、時にジャズに聞こえたり、ポップスに聞こえたり…たとえクラシックを聴いたことがない人やスペインを知らない人も、すんなりと入っていただけるはずです」。