内野聖陽、松本若菜、北村一輝が出演 実際の事件をもとにした『負けへんで』映画化決定
(C)2026「負けへんで」製作委員会
大阪の不動産デベロッパー社長・山岸忍の身に起きた実際の事件を本人が綴った『負けへんで! 東証一部上場企業社長vs地検特捜部』(文藝春秋)の映画化が決定。『空飛ぶタイヤ』などの本木克英が監督を務め、『負けへんで』のタイトルで11月13日(金)に公開される。
物語の主人公は、東証一部上場の不動産デベロッパーの社長を務める藤堂繁。社員に慕われながら多忙な日々を送っていた藤堂のもとに、3年前の学校土地の買収をめぐって関西地検から事情聴取の呼び出しが届く。担当検事の鈴鳴通子はフレンドリーな態度で藤堂に接するが、48日後、藤堂は30億円の業務上横領の罪で突如逮捕される。すでに逮捕されている学校の理事長と、藤堂の部下である社員・木下と共謀した容疑だった。
拘置所に収監された藤堂を待ち受けるのは、屈辱的で孤独な日々。拘留が続く中、藤堂は一代で築き上げた会社を守るために社長を退任するという苦渋の決断を迫られる。
絶望の淵に立つ藤堂のもとへ、恋人・美奈からの手紙が届く。そこには藤堂を支える覚悟と、「負けないで!」という言葉が記されていた。
冤罪を晴らすべく戦う覚悟を決めた藤堂は、元検事・元判事・刑事弁護の専門家・企業法務の専門家というスペシャリストが結集した最強の弁護士ドリームチームとともに逆襲の準備を進めていく。6度目の保釈請求でようやく釈放が決定し、逮捕から8カ月と2日におよぶ拘留にようやく終止符が打たれる。裁判に向けて準備をし始めた藤堂と弁護士チームは、逮捕されている木下の取り調べを録画した動画を検証し始めるが、そこには驚愕の事実が隠されていた──。
藤堂を演じるのは内野聖陽。自らの信念を決して手放さない主人公を、力強く時に繊細に演じる。本作について内野は、「冤罪は誰でも巻き込まれる可能性があるということを、観ていただく方にも感じとってもらえたら……虚構の世界だけだろうと思うような話が、日常と地続きであるという“怖さ”を体感しながら観ていただけたらなと思います」とコメントしている。
藤堂を追い詰めていく検事・鈴鳴は松本若菜が務める。松本は本作の撮影を振り返り、「内野さんの役にとことん向き合われる姿は、現場にいるすべての人の温度を上げ、私自身の気持ちも更なる高みに導いてくださいました。本木監督の“繊細と豪快”両極の演出により、作品全体としてとても力強いものとなっていますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけますと幸いです」と思いを寄せている。
自らも同業の社長ながら、藤堂の豪快な性格に魅せられ友となり、藤堂の逮捕後も無実を信じ支え続ける君塚大作は北村一輝が演じる。出演にあたり北村は、「本木克英監督、そして内野聖陽さんとは、以前からぜひご一緒したいと思っておりましたので、迷いなくお引き受けさせていただきました」と明かし、撮影を「監督が作り出す空気感と、内野さんの高い集中力が非常に心地よく、想像以上に充実した時間を過ごさせていただきました」と振り返った。
また、藤堂・鈴鳴・君塚それぞれのキャラクタービジュアルも公開となった。まっすぐと強いまなざしで見つめる藤堂には「この社長、無実の罪ですべてを失う」、不敵にほほ笑む鈴鳴には「この検事、勝つためには手段を選ばず」、優しく微笑みかける君塚には「この経営者、友を信じ、支え抜く」と、キャラクターを表すコピーが記されている。
<作品情報>
『負けへんで』
11月13日(金)公開
公式サイト:
https://gaga.ne.jp/makehende/
映画『負けへんで』出演者&監督コメント全文
■内野聖陽
ある日突然、自分があらぬ疑いをかけられ、検察の作ったシナリオで有罪扱いされていく。
本作で描かれる事件について知った時、現代の日本の司法の世界にそんなことがあり得るのかと、衝撃でした。過去にも冤罪事件はいくつもありますが、この役柄を演じるにあたって思ったことは、人間の作った司法の世界も、他の仕組みと同じように、決して万能で完全無欠ではないのだという事実をあらためて知ったように感じます。
国家権力のもとに行使されるそうした間違った捜査方法は、人の命、人生を奪う、天敵のいない暴力になりうるんだということがとても怖いことだと感じました。
事実に立脚してはいますが、フィクションとして、主人公の置かれた逆境を味わっていただけたらと思っています。
脚本の素晴らしさ、監督の演出、共演のみなさん、スタッフのみなさんにも助けていただき、藤堂繁が演じられたと思っています。特に『負けへんで』というタイトルは助けられました。
この作品において一番肝腎な、シンプルで力強いメッセージで、僕自身も撮影を戦い抜く中で、何度も奮い立たせてもらった言葉でもあります。
冤罪は誰でも巻き込まれる可能性があるということを、観ていただく方にも感じとってもらえたら……虚構の世界だけだろうと思うような話が、日常と地続きであるという「怖さ」を体感しながら観ていただけたらなと思います。
■松本若菜
お話をいただいて、原作を拝読させていただきました。
難しい題材でしたので、当時のことを調べていくうちに、どんどん気持ちが引き締まったのを覚えています。
鈴鳴検事はいわゆる“怒鳴る取調官”ではありません。
表面的にはいくつもの顔を見せ、嫌な印象を与えず相手に寄り添い信頼される。
それを自然にできてしまう人なので、常に彼女の本質を想像しながら鈴鳴というキャラクターを作っていきました。
内野さんの役にとことん向き合われる姿は、現場にいるすべての人の温度を上げ、私自身の気持ちも更なる高みに導いてくださいました。
本木監督の“繊細と豪快”両極の演出により、作品全体としてとても力強いものとなっていますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけますと幸いです。
■北村一輝
本木克英監督、そして内野聖陽さんとは、以前からぜひご一緒したいと思っておりましたので、迷いなくお引き受けさせていただきました。
撮影現場では、監督が作り出す空気感と、内野さんの高い集中力が非常に心地よく、想像以上に充実した時間を過ごさせていただきました。
内野さんにこれ以上ないほどふさわしい役柄だと感じております。作品の完成を、私自身とても楽しみにしております。
■本木克英監督
人生の絶頂にいた男が、冤罪と酷薄な人質司法によって全てを失い、どん底からいかに立ち上がり、声を上げはじめたのか。
魂を削るように演じた内野聖陽さんを軸に、迫真の芝居で臨んだ俳優たちの応酬を堪能していただきたいです。
繰り返される理不尽に怒り、驚嘆しながら、強固な組織に身を委ねざるを得ない人間の弱さや愚かさも伝わればと思っています。
(C)2026「負けへんで」製作委員会