2021年9月2日 12:00
“アート×自転車”、9月17日(金)より八王子市夢美術館にて『自転車のある情景』開催
徳島県立近代美術館蔵
多くの人にとって最も身近な乗り物といえる自転車。そんな自転車たちのアートシーンを紹介する展覧会が、9月17日(金)より八王子市夢美術館にて開催される。
19世紀初めにヨーロッパで誕生し、実用性はもちろん、レジャーやスポーツ、近年ではエコロジーの観点から、私たちの生活に欠かせないものとなっている自転車。
自分の力で走ることの楽しさ、自然や都市との対話、スポーツとしての醍醐味、環境への優しさ、健康の増進、移動手段としての利便性といった、自転車の魅力が再認識され、ヨーロッパでは自転車ハイウェイ構想が実現しつつあるなど、その動きはさらに加速化。日本でも、スポーツ車の増加、幼児用足蹴り自転車、専用レーン設置の推進、宅配自転車、レンタル自転車の普及など、街で見かける自転車の風景は変わりつつある。
同展では、その誕生から現代まで、新しい姿を示しつつある自転車文化について、主に美術やデザインの面からアプローチし、自転車を題材にした絵画やポスターなどの美術作品と実際の自転車を展示。自転車の歴史、自転車のあるライフスタイルについても紹介し、自転車を通じて美術と社会の豊かなあり方を提示する。