2023年6月27日 18:00
【ライブレポート】ペンライトが彩りを添えた筋肉少女帯、メジャーデビュー35周年記念ライブ@LINE CUBE SHIBUYA
、冒頭にオーケンの絶叫が響いた「元祖高木ブー伝説」(ロビーにブーさんご本人から祝い花が届いていてほっこりした)と有名曲が続く。前者をカレー風味のハードロックだとしたら、後者は完全なるアングラパンク。当時の感じ方では、どちらもその歌詞の内容の面白さばかりを受け取っていたが、こうして長い時間が経ち、音楽性とともに味わうと、より楽曲の深さが身に染みる。
本城聡章(Gt)
「どっちの曲も何十年とやっているけど、全然歌詞を覚えてない。個人的にはライブというのはプロンプター(歌詞が表示されるモニター)との対話だと思っている(笑)。振り返ってみるとさ、そうだなー、『猫のテブクロ』ツアーの頃(1989年)が一番楽しかった(アルバム『猫のテブクロ』で本城と橘高が加入し、現ラインナップの原型となる)。だが……だが……、なんにも憶えてないんだよ!」
と、ここで、オーケンが35年やってきてわかったことがあると言う。それがこれだ。
「ロックって体に悪い」
人より体力のないオーケンは、内田が楽屋で立ったまま靴下を履いている姿を目撃して衝撃を受けたそうだ。
内田雄一郎(Ba)
さらにこんな提言、というか宣言も。