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澤本夏輝が31歳で掴んだ自信「表舞台ではないところでの頑張りが輝きにつながる」

ぴあ
澤本夏輝が31歳で掴んだ自信「表舞台ではないところでの頑張りが輝きにつながる」

(撮影/稲澤朝博)



FANTASTICSのメンバーが連続9冊刊行する「GL-9 Project」のトップバッターは、澤本夏輝。写真家のHIRO KIMURAによって切り取られた表情は、どれも今しか撮れない輝きに満ち溢れた写真ばかり。ダンスで培われた美しいポージングと表現力でエモーショナルなカットが満載のフォトエッセイ「きらきらじゃない、僕の輝き方」に挑んだ今の心境とは?新しい澤本の表情が詰まった1冊は発見がいっぱいで見逃せない。

HIROさんには一瞬、圧倒されました

澤本夏輝が31歳で掴んだ自信「表舞台ではないところでの頑張りが輝きにつながる」


――FANTASTICSが連続で9冊の写真集を刊行する「GL-9 Project」がいよいよスタートします。その1冊目が澤本さんの本だと知った時のご心境からお聞かせ下さい。

写真集の連続プロジェクトは、昨年THE RAMPAGEがやっていたのを知っていて。16人で12冊刊行されたと聞いて、すごいなと思っていたんです。僕らもいつかできるタイミングがあったらいいなと思っていたら、こんなにすぐにお話をいただけて、嬉しかったですね。
もちろん自分が最初っていうのはなかなかのプレッシャーでしたが、こうやってフォトエッセイを出すことは1つの夢でもあったので、喜びの気持ちが大きいです。

――完成作を手にとられて、どんなご感想を持ちましたか?

いや~、もう想像を遥かに超えた完成度で。カッコよすぎる……!!最初、フォトエッセイを作ると聞いた時は、地元の長野でも撮影したいし、スタジオでカッコよく撮影したいなってプランはあったんですが、どんなものになるかまでは想像しきれてなかったんです。こんなに1枚1枚について語れるぐらいカッコいい写真がたくさん詰まっていて。それプラス、自分の言葉をたくさん色んなところに散りばめていただいて、自信をもって届けられる1冊になりました!

――エッセイ部分では幼少期のことから現在のことまで、盛だくさんな内容ですが、ご自身を振り返ってみていかがでしょう?

1冊が完成するまでに自分を振り返ったことで、初心に戻る気持ちになれました。また頑張ろうっていう気持ちになりましたし、FANTASTICSとしてもより成長していきたいなと思いましたね。文章には僕のダンスに対する思いも綴られているので、その想いを知っていただけたら嬉しいです。あと、Q&A100もあり、いろんな素顔を知ってもらえると思います。


――撮影は澤本さんのリクエストで写真家のHIRO KIMURAさんとのセッションが実現したもの。HIROさんと撮影ができると決まった時のお気持ちと、撮影で印象的だったことを教えて下さい。

HIROさんが撮った写真を拝見していたので、カッコいい写真を撮っていただけるというワクワク感がありました。実際、お会いしてみたら、明るいエネルギーに溢れた方で。一瞬、圧倒されたんですが、「これはめっちゃ楽しくなりそうだな」と思いました。撮影はすごかったですよ。HIROさんはずっと動いていて、スタッフさんやアシスタントの方も普通なら置いたままの照明を持って、ずっと動いてるんですよ、僕の周りで。定点ではなく、斜めからとか、もういろんな角度で撮って下さいました。
一瞬一瞬がすごい壮大な撮影でしたね。撮影されている様子を動画に収めたかったくらいです(笑)。

――澤本さんの故郷の松本でもHIROさんが撮影していただけましたが、ロケはいかがでしたか?

いや~、もう夢のようでしたね。撮りたかった場所で撮影できましたし、僕が生まれ育った場所でも撮影しました。普通のロケでは出せないような、地元ならではの表情がたくさん見せられたのかなって。自然と顔が緩みましたね。お昼には、皆さんをお蕎麦屋さんへお連れしました。

――澤本さんが自慢したい、松本の魅力は?

松本は、自然豊かな場所で山に囲まれてる盆地なんですよ。
もう見渡す限り、山の風景ですね。たくさん美味しいものもありますし、人が温かいですし、昔からの城下町の町並みも良くて。それに酒蔵もたくさんあるんですよ!どこにいても、日本人で良かったなって思える場所で、本当に自慢できる故郷です。ちなみに今年の正月、地元に帰って過去の写真を見ていたんですよ。松本城をバックに撮った一枚など、地元でのいろんな写真がいっぱいあって。「俺、大きくなったな」ってしみじみしつつ、フォトエッセイに載せる写真を選びましたね。

バックショットは普段から鍛えているから撮れた

澤本夏輝が31歳で掴んだ自信「表舞台ではないところでの頑張りが輝きにつながる」
――本当に自然体の澤本さんの表情が満載の1冊になっていますね。自分的に「これはめちゃくちゃ新鮮!」と思ったカットはどんな1枚なのか気になります!

スタジオでHIROさんとセッションする中で引き出された1枚です。
さまざまな感情を表現したので、普通の笑顔やカッコつけすぎてる表情もなくて。こみ上げてくる怒りを身体全体で表現した表情をしているカットは新鮮だと思います。自分の一瞬の表情を切り取っていただきました。ストールで目隠ししたようなカットもお気に入りで、流れのままに動いて撮ってもらいました。でも、もう1回やってと言われても難しいですし、同じことは2度とできないっていう特別な撮影でしたね(笑)。

――鍛え上げられた背中からのバックショットは、彫刻みたいに美しくて。今までストイックに鍛えてきたその成果の表れだと思いました!

踊りながら背中を撮ってもらうってなかなかないので、お気に入りのカットです。撮影のためにこの日に向けて特に身体作りをしたわけではなくて、ちょっと食事を気を付けたくらいなんですよ。
バックショットは、普段から鍛えているから、撮れたものだと思いますね。

――カバー写真が公開されて、メンバーの皆さんはSNSで知ったそうですが、どんな感想があったのか、教えてください。

SNSでカバー写真を載せた後に「やばい、表紙カッコいいっすね」って皆言ってくれて。大樹くんが一番に反応ありましたね。それからメンバーと会った時に勇征が「やばいっすね」とか言いながら、ポーズを真似してくれました(笑)。勇征に刺さったみたいで、ステージでもカバー写真を褒めてくれて、嬉しかったです。今の自分にしか出せない表情が出せたので、かなりお気に入りの表紙です。

――このフォトエッセイのタイトル、「きらきらじゃない、僕の輝き方」というタイトルは、澤本さんの生き様が想像できました。


きらきらっていろんなきらきらがあると思うんですが、僕の中でのきらきらじゃない輝き方というか、あまり表では見えないような“きらきら”への想いがこの1冊に込められています。これが澤本夏輝のきらきらなんだなと知ってもらえたら嬉しいですね。

――どのように生まれたフレーズなんでしょうか。

最初の打ち合わせの別れ際に「実は僕、きらきらじゃないんです」みたいなことを僕が言ったことで、その言葉がタイトルになったんです。僕の名前は夏輝なので、輝きっていう漢字が入っていたので、これしかないなって。このタイトルが1番しっくりきて、スムーズに決まりました。

31歳の自分の最大値を出せた

澤本夏輝が31歳で掴んだ自信「表舞台ではないところでの頑張りが輝きにつながる」


――今回の写真集を1冊作る中で、自分について何か改めて発見ってありましたか?

普段の撮影では出していなかった自分を表現できたので、もう前半ページの方は自分でも未知の世界でしたね。後半の地元で撮ったほうは、表情も緩んだ僕が写っていると思うんで、本当に今の澤本夏輝を見ていただける1冊になってるんじゃないかなと思います。

――撮影時は31歳で、1月19日で32歳になりましたよね。この31歳から32歳にまたがる時期に作られたエッセイはご自身にとってどんなものになりましたか。

やっぱ31歳というタイミングで撮れたからこそ、自信をもって届けられる一冊ができたと思います。もし1年早かったら、多分今の形では出来てなかったなと思います。撮影から数ヶ月経った今撮ったら、また新しい表情や新しい動きが絶対に生まれると思います。31歳の自分の最大値を出せた1冊です。この先も今の自分で居続けたいという気持ちもありつつ、変わっていきたい気持ちもあったりするので。このフォトエッセイでいろんな自分に出会えたことで、これからもっと頑張りたい、成長したいと思える自分にも出会えましたね。

――澤本さんは人見知りだけど、人に寄り添えるような自分になりたいとエッセイで語っていました。なりたい自分になるために心掛けていることは、ありますか。

うーん……なりたい自分っていうのは特にないかも。わりとその場のノリで感覚的にすごく生きてきてるタイプなので(笑)。でも、この世界に入って感じたのは、自分のことよく知ることが大事だなって。自分の好きなことややりたいことをちゃんと知るのは頑張るきっかけになると思います。

――できないことより、できることの方を伸ばす?

もちろんできないこと、足りてないこともちゃんと成長していきたいですけどね。できないこととも向き合えるなら、向き合って。苦手なこととも一回だけ頑張ってみて、やってみたうえで、できなかったらそれはそれでいいと思います。諦めても。

澤本夏輝が31歳で掴んだ自信「表舞台ではないところでの頑張りが輝きにつながる」
――ダンスの他にも大好きなものがいっぱいある澤本さん。お料理もそのひとつかと思いますが、最近はどんなものを作りましたか。

いろいろ作っていますよ。見た目もおしゃれに作ったりする時もあれば、見た目なんて気にせず、美味けりゃいいやっていう時もあります。でも、一品をあげるとしたら、キャベツ料理。福島でのロケのお仕事で、農家さんから福島のブランド野菜のキャベツをいただいて、もう甘すぎて驚くほどホントに激アマ……!!火を通すとより甘くなるんです。豚肉とか色々食材入れて、キャベツの甘さに変な影響を与えないように作った料理がいい感じにうまくできたのは良かったですね。美味しい野菜なんで、調味料は、塩とブラックペッパーだけで食材を活かしました。焼いて食べるだけでも美味しいぐらいですからね。

――そのキャベツ料理、食べてみたいです!

美味しいですよ。新鮮なキャベツがあれば、炒めるだけだから作ってみて下さい。キャベツって一人だと食べきれないという人は、ぜひ一回使う分をカットして冷凍すれば大丈夫だと思います。

――お料理もこれからもっと得意ジャンルとして伸ばしていきたいですか?

そうですね。いつか料理本を出したいです!

表舞台ではないところでの頑張りが輝きに繋がる

澤本夏輝が31歳で掴んだ自信「表舞台ではないところでの頑張りが輝きにつながる」


――実現するのを楽しみにしています。フォトエッセイのタイトルは「きらきらじゃない、僕の輝き方」で。輝き方ってまさに十人十色ですよね。自分自身の輝き方は、泥臭くとか、飾らないなど、どんな輝き方が理想ですか。

もちろんステージに立っている時は、ファンの皆さんから見たら、きらきらな自分もいると思うんです。表に立ってる時ではなく、その裏でどう輝いているか、ですよね。人に見られてないところで澤本夏輝として、どういるかって考えた時に、努力することや、精神的な心構えも輝きの1つじゃないですか。表舞台ではないところでの頑張りが輝きに繋がると思っていますね。

――最初は自分自身に自信がなくて、バックダンサーを目指していたとエッセイには綴られていましたが、どのようなことがきっかけで自信をもって澤本さんらしい輝き方ができるようになったんでしょうか。

昔は本当に自信がなくて。表に立つのは、ダンス以外では絶対に無理だと思っていた人間だったんですよ。この世界に覚悟を決めて入ったんですけど、それでもやっぱり覚悟が足りないところがたくさんありました。仕事をしていく中で成長しながらやってきましたが、デビューした時にHIROさん(LDH JAPAN代表)から「笑顔がいいよ」って言ってもらったことで、すごく自信がもてて、そこから自分が変わっていったんですよね。

――笑顔を心掛ける以外には、自信を持つために心掛けてることは?

やっぱり努力すること。ステージに立つ者として、中途半端なのはダメだと思うので、当たり前なんですけど、練習あるのみですよね。踊り込むのは当たり前って学んできました。振り覚えが良くて、パッと踊れてしまう人間でも裏では努力してますからね。努力に勝るものはないと思います。

――最後に自分はきらきら輝いていないな、と自信をもてないでいる方にアドバイスするなら?

僕は自分のことを「きらきらじゃない」と思っていたものの、気持ちは強くいたいタイプの人間なんですよね。自信のないことや苦手なこと、絶対に無理っていうのが自分にあることを分かって生きてきたんです。アドバイスするとしたら、僕のダンスのように自信を持てることを大切にしてほしいということ。仕事だったら、作業が早いというのは自信あるからそこは頑張る、みたいなのが1つだけでもあればそれを頑張ることで変われるきっかけになるのかなと。笑顔になれるような得意なことをぜひ伸ばして頑張って下さいね。

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取材・文/福田恵子、撮影/稲澤朝博
ヘアメイク/鈴木望恵扇(Luana)
スタイリスト/TOKITA

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