くらし情報『空間を晴れやかに演出する調度品“金屏風”約30件が立ち並ぶ『金屏風の祭典』12月17日より開催』

2023年12月7日 11:30

空間を晴れやかに演出する調度品“金屏風”約30件が立ち並ぶ『金屏風の祭典』12月17日より開催

展示室イメージ


2013年10月に箱根・小涌谷に開館した岡田美術館は、約5,000m²という箱根随一の広大な展示面積を誇る館内に、日本と東洋の陶磁器や絵画などの美術品を常時約450点展示している大型美術館だ。その広々とした空間を贅沢に使って、金屏風を絢爛豪華に展示する特別展が、12月17日(日)から2024年6月2日(日)まで開催される。
同展は、2019年に好評を博した『金屏風展―狩野派・長谷川派・琳派など―』から趣向を変えて、出品作、展示構成ともに装いを新たに「黄金の世界」を紹介する展覧会だ。今回は、金屏風における金の多種多様な表現に着目し、「金雲」「金銀」「金地」という3つのテーマから、バラエティ豊かな金屏風の収蔵品約30件を展観する。
同展の見どころのひとつは、最初の「金雲の間」で、「金雲」の様々な演出効果に注目した深掘りの紹介があることだ。画面上にたなびく金の雲「金雲」は、現実には存在しないもので、何を意味するかも明確にはわかっていないという。だが、この日本独自の特異な「金雲」を、日本の画家たちは様々な用途をあてて使いこなしてきた。例えば、画面の荘厳、空間の奥行きの表現、場面転換、不要なものの隠蔽など、その効果は実に多彩だ。

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