2023年6月20日 08:00
神木隆之介&杉咲花インタビュー “全幅の信頼を寄せている”からこそできたこと
撮影:YOSHIHITO KOBA(Sketch)
6月23日(金) 公開の映画『大名倒産』。
ある日突然、徳川家康の血を引く大名の跡取りだと言われた鮭売りの小四郎。庶民から大名へのミラクルストーリーかと思いきや、実のところは100億円にも上る借金を抱える藩の責任を負わされようとしていたのだ。
今回は小四郎を演じる神木隆之介、そんな小四郎の幼馴染・さよを演じる杉咲花にインタビュー。
お互いに「花さま」「神さま」と呼び合うふたりが語る、互いの役者としての姿とは。
杉咲花は「僕が目指していた芝居をする人」
――これまでにも共演機会が多いおふたりですが、改めてお互いに対してどう感じられましたか。
神木隆之介(以下、神木)ドラマ『学校のカイダン』(2015年)から始まり、CMでもご一緒していますけど、花さまと、ちゃんとお芝居をしたのは初めてのことだと思うんですよ。『メアリと魔女の花』での声の収録は別々でしたし。
でも、僕は『学校のカイダン』のときに、プロデューサーにずっと「杉咲花ちゃんは怪物だよね」って言い続けてきたんですよ。「あの人、やばくないですか。恐ろしい芝居をしますよね」っていうことをずっと言っていて。