2022年3月25日 21:00
美術家・金氏徹平の活動20周年記念展示『Fluorescent Green Boxと未発表、未完成作品』4月7日より開催
美術家であり彫刻家の金氏徹平の展覧会『Fluorescent Green Boxと未発表、 未完成作品』が4月7日(木)から5月8日(日)までブックショップNADiff a/p/a/r/tで開催される。
金氏は、身の周りのものを素材にして、 部分を切り抜き繋ぎ合わせ、 既存の文脈から離れ、 新しいイメージを作り出すコラージュ的手法で作品を制作。活動初期より国内のみならず海外でも数多くの展覧会やコラボレーションを行ってきた。
異なる用途の日用品やおもちゃなどを接続し、 白色の石膏や樹脂を流し固めることで再構築してひとつの集合体となる《White Discharge》、 液体化粧品のイメージの切り抜きを別のスケール感を持つ写真と組み合わせることでズレが発生しながらつながる《海と膿》、 建物や箱状のものに、 球体や煙などの様々な大きさの正体不明のものが出たり入ったりする様子を描いた《tower》シリーズなど、 表現方法は彫刻、 インスタレーション、 絵画、 写真、 映像など多岐に渡ってきた。特に《tower》シリーズでは、 ドローイングからアニメーション、 演劇、 そして店へと展開するなど、 モノやイメージの繋ぎ合わせにとどまらず様々なジャンルの人々、 事物との掛け合わせなどのコラボレーションを積極的に行い、 彫刻の概念の拡張に挑戦した。