2023年7月10日 11:30
時間と空間を横断するようなダイナミックな没入型インスタレーション、新「WONDER MOMENT S」が登場
大阪府吹田市の万博記念公園にある大型複合施設「EXPOCITY」内の「生きているミュージアム・NIFREL(ニフレル)」は、2015年、水族館に動物園と美術館の機能を融合させて誕生した体験型ミュージアムだ。8つのゾーンのうち、ダイナミックなアート空間「WONDER MOMENTS」では、開館以来、16の映像作品を展開してきたが、2023年3月1日、9つの新作を追加して、計25作品を展開する新たな「WONDER MOMENTS」が登場した。
映像を手がけるのは、光のアート作品で知られるアーティストの松尾高弘だ。ニフレルの開業以来、様々な社会情勢や地球環境の変化などにより、多様性や自然とのつながりや体験の重要性をよりいっそう考えるようになったと言う松尾とニフレルは、より普遍的な空間へと「WONDER MOMENTS」を進化させることを目指した。
新「WONDER MOMENTS」の創出にあたって掲げられたメッセージは、「世界はワンダーであふれている」。月や太陽、あるいは水の動きといった自然や、魚やクラゲといった生き物から抽出したリアルな現象を、独創的な視点もつ松尾が美しい映像作品へと昇華させている。