2022年4月7日 12:00
愛と熱量のあふれた作品をつくりあげるために ミュージカル『ピオフィオーレの晩鐘』新里宏太×千葉瑞己対談
撮影:川野結李歌
20世紀初頭の南イタリアを舞台に、ヒロイン・リリアーナと若きマフィアたちが活躍するゲーム「ピオフィオーレの晩鐘」。ミュージカル版ではファルツォーネ・ファミリーのカポ(ボス)・ダンテを新里宏太が、アンダーボス・ニコラを千葉瑞己が演じる。ふたりがこの舞台で挑戦することとは……?
――出演が決まった時の感想からうかがえますか?
新里恥ずかしながら原作については知らなくて、出演が決まってから拝見しました。ダンテは僕にはまったくない要素を持った人物だな、というのが第一印象。人情味があるところというか、自分の懐に入った人に対する温かみは僕も多少はもっているかもしれないけど、冷酷な部分は真逆だと思いましたね。
千葉ファルツォーネ・ファミリーはイタリアンマフィアなので、その姿もしっかり出していきたいですね。ニコラは我らがカポ(ダンテ)を支える、いわゆる二番手の男。僕個人としても、表立って自分が先陣を切るよりは、誰かを支えたり裏方に回ったりする方が得意なので、すごく共感できます。
ニコラはダンテに対する思い入れがすごく強いので、新里さんとの関係性を深めて、それをお芝居にも活かせたらいいですね。