浮世絵鑑賞の「ツボ」をさまざまな視点で紹介『深堀り! 浮世絵の見方』12月1日より開催
東京・原宿にある浮世絵専門の美術館・太田記念美術館で、浮世絵を鑑賞する際の注目ポイントを紹介する展覧会が12月1日(金)から12月24日(日)まで開催される。
浮世絵の始まりから終焉まで、その両輪となる版画と肉筆画の優品を有する同館は、様々なテーマで浮世絵をめぐる企画展を開催しているが、今回は浮世絵の見方や鑑賞の仕方を、初歩的な視点からマニアックでディープな視点まで、深掘りして伝授するという試みだ。
多くは木版画としてつくられる浮世絵では、浮世絵師の筆遣いももちろん重要だが、さらに板を彫る彫師や、紙に絵具をする摺師たちの卓越したテクニックを知ると、作品をより深く堪能できるという。たとえば、世界で最も有名な浮世絵である葛飾北斎の《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》は、ダイナミックな波の動きをとらえた北斎の観察眼のすごさとともに、それを緻密な線で版におこした彫師の技、舶来の鮮やかな青い絵具、幾枚もの版木を使って紙に摺る摺師のテクニックなど、見どころがいっぱい詰まっている。同展では、この作品を筆頭に、他の北斎作品や広重や歌麿たちの名品を生み出した「ワザ」が詳しく紹介されている。
1点1点を深掘りする一方で、複数作を比べて見る深掘りもある。木版画は同じ作品がたくさん存在するが、摺りの早いものと遅いものとを比べてみると、色や形や線など、細かいところに様々な違いがある。摺りによる違いを深掘りすれば、どちらの摺りのほうがより早いものなのか、あるいはより手のこんだものなのかなど、鑑識眼も養われることだろう。
マニアックな知識としては、例えば絵の隅にある小さな余白が実は「見当」と呼ばれる摺りの目印だということや、絵の中に記された謎の記号が同じ流派の絵師に受け継がれるマークであるといった気づきもある。ただ見ているだけでは気づかないようなわずかな場所に、浮世絵制作の背景がわかるような手がかりが隠されているのだ。
こうした数々の鑑賞の「ツボ」を押さえていくと、浮世絵をもっと深く楽しめるに違いない。そしてこの「ツボ」は、今回展示されていない作品にも応用がきく優れものであることもうれしいところだ。
<開催情報>
『深堀り!浮世絵の見方』
会期:2023年12月1日(金)~12月24日(日)
会場:太田記念美術館
時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜
料金:一般1,000円、大高700円
公式サイト:
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
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