くらし情報『家族の魅力と複雑さを描く。白石和彌監督が語る『ひとよ』』

2019年11月7日 12:00

家族の魅力と複雑さを描く。白石和彌監督が語る『ひとよ』

白石和彌監督 (C)2019「ひとよ」製作委員会

(C)2019「ひとよ」製作委員会



『孤狼の血』『止められるか、俺たちを』など注目作を次々に手がける白石和彌監督の最新作『ひとよ』が、11月8日(金)より公開される。本作は『凶悪』『サニー/32』に続いて高橋泉が脚本を手がけており、これまで白石監督が描いてきたコミュニティのかたちや人との向き合い方を引き継ぎながら“血のつながった”人々のドラマを精緻に描き出している。

若松プロで育った白石監督は、さまざまな個性や主張、野心、欠点を持つ者たちが集う“梁山泊的なコミュニティ”を繰り返し描いてきた。人はそれを“疑似家族”と称することもあるが、白石監督は「結果として疑似家族になっちゃった感じです」と笑う。しかし、本作『ひとよ』は自分から“家族”という題材に引き寄せられていった。「これまでちゃんとした血族は描いてこなかったので、新しいチャレンジになると思いましたし、この題材が自分を引き上げてくれるんじゃないかという期待はありましたね」

物語の舞台は地方にあるタクシーの営業所。15年前、子を守るために母・こはるは暴力的な夫を殺して服役。残された3人の子供たちは母と音信不通のまま成長した。
現在、長男は地元の電気店で、次男は東京でフリーライターとして、末の娘はスナックで働き、タクシー会社は親族とその仲間が引き継いでいる。

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