くらし情報『「劇場を包み込むような空気を作れる親獅子に」歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』出演片岡仁左衛門&片岡千之助会見レポート』

2021年10月16日 12:00

「劇場を包み込むような空気を作れる親獅子に」歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』出演片岡仁左衛門&片岡千之助会見レポート

右より、片岡仁左衛門、片岡千之助


来月1日に幕を開ける歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」。第二部の『連獅子』では片岡仁左衛門が親獅子の精を、孫の片岡千之助が仔獅子の精を勤める。仁左衛門と千之助が本興行の『連獅子』で共演するのは3度目だ。また仁左衛門は本興行においては最高齢の喜寿77歳で、親獅子の精を勤めることになる。


「劇場を包み込むような空気を作れる親獅子に」歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』出演片岡仁左衛門&片岡千之助会見レポート


「(十七世)中村屋のおじさまが、今の私と同い年のころに当時の(中村)勘九郎(十八世中村勘三郎)と踊られたのを拝見して、いつか自分もこんなふうに倅や孫と踊りたいと思っておりました。私も若いうちは必死になって元気一杯に踊っておりましたし、その年代相応の親獅子を追求してまいりました。ですが正直申しまして、この年齢ですから以前と同じようには動けません。でもあのときのおじさまの親獅子が持っていた貫禄、仔獅子との対比、そして劇場を包み込む雰囲気がとても素敵でしてね。自分もおじさんのような空気を作り出せる役者になりたいと。長年の願いがかないました。そして自分への挑戦でもありますね」。

千之助にとっては祖父と『連獅子』を踊ることは目標だったという。

「子供の頃にオーパ(仁左衛門)に手紙を送ったことがあります。『連獅子』を一緒に踊らせていただきたいと。

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