くらし情報『日生劇場60周年で三島由紀夫×宮本亞門『午後の曳航』、音楽劇『精霊の守り人』など』

2022年6月23日 12:40

日生劇場60周年で三島由紀夫×宮本亞門『午後の曳航』、音楽劇『精霊の守り人』など

前列左から)松山保臣(ニッセイ文化振興財団[日生劇場]理事長)、宮本亞門、栗山民也、粟國淳(ニッセイ文化振興財団[日生劇場]芸術参与)/ 後列左から)髙部尚子、一色隆司、山田うん


日生劇場が来年2023年に開場60周年を迎えるのにあわせて6月22日、60周年記念主催公演の制作発表会見が開催され、記念ロゴも発表された。会見には三島由紀夫作『午後の曳航』演出の宮本亞門、オペラ『メデア』演出の栗山民也、音楽劇『精霊の守り人』演出の一色隆司らが出席した。


日生劇場60周年で三島由紀夫×宮本亞門『午後の曳航』、音楽劇『精霊の守り人』など


オペラでは、ルイージ・ケルビーニ作曲の『メデア』(演出:栗山民也)の日本初演、日生劇場では実に53年ぶりのヴェルディ作品となる『マクベス』(指揮:沼尻竜典、演出:粟國淳)、そして三島由紀夫の同名小説のオペラ化作品で、ベルリンにて1990年に初演されたドイツ語版の日本初演となる『午後の曳航』(演出:宮本亞門)の3作品を上演する。

『メデア』演出の栗山は、ロシアによるウクライナ侵攻で、市民が避難していたウクライナの劇場が爆撃された事件に触れつつ「劇場というのは、人々が集い、人間について、そして世界について考え、学び、夢を見る場所だと思います」と悲痛な表情で語る。

日生劇場60周年で三島由紀夫×宮本亞門『午後の曳航』、音楽劇『精霊の守り人』など

栗山民也
そして『メデア』という作品について「紀元前に書かれた物語ですが、現実にいましっかりと息をしている物語であり、普遍性を感じます」と評し、本作を読むと、必ずピカソの「ゲルニカ」

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