くらし情報『落語協会12年ぶりの抜擢真打・つる子&わん丈に「次の時代を担うふたり」と市馬会長』

2024年3月8日 11:20

落語協会12年ぶりの抜擢真打・つる子&わん丈に「次の時代を担うふたり」と市馬会長

と本心を吐露。「でもありがたくお引き受けしようと思ったのは、自分の経験からです。私の時は真打の昇進試験があり、腕のいい兄さん方が落ちて、私はどういうわけだか受かってしまった。その3日後に志ん朝師匠に呼ばれ鶴巻町のお宅に伺い『流れには乗れ。人生、何度も大きなチャンスは巡ってこない。色々なことを言われるかもしれないけれど、一生懸命やっていれば見ている方には分かってもらえる』と言っていただいた。その言葉を信じ生きてきました。また同じ頃、私より実力もあり賞も取っていた右朝兄さんに池袋の居酒屋に連れていかれ『きちんと抜いてくれよ、あいつに抜かれたんだったらしょうがねえって思わせてくれよ』と言われた言葉も思い出しています。
つる子には亡くなった両師匠の言葉が響いてくれればいいなと思っています」としみじみ。

落語協会12年ぶりの抜擢真打・つる子&わん丈に「次の時代を担うふたり」と市馬会長

林家正蔵
その正蔵の横で、目に涙を浮かべて聞いていたつる子は「真打昇進のお話をいただきましたその日にも、師匠から『出る杭は打たれるものだから、打たれて強くなればいい』というお言葉をいただき、それを支えにしてきた。この会見の場でも師匠の言葉を聞き、より一層頑張らなければと身が引き締まる思いです」と話した。

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