「わからない」の愉しさを味わう、岡崎藝術座『森ノ宮ニーナのおかなしみ旅行記』
2025年12月5日(金)・6日(土)、13(土)・14(日)の4日間、森下スタジオにて岡崎藝術座『森ノ宮ニーナのおかなしみ旅行記』が上演される。
岡崎藝術座は、劇作家、舞台演出家の神里雄大が自身の作品を上演するため2003年に発足した団体。以来、さまざまな場所で、時にはさまざまな国のキャストによって上演が続けられてきた。神里は日本、あるいは世界各地で採集したエピソードをもとに「移動」「越境」をテーマに創作を続けており、2018年には『バルパライソの長い坂をくだる話』で岸田國士戯曲賞を受賞している。
『森ノ宮ニーナのおかなしみ旅行記』は、失恋した友人の代わりに傷心の旅に出た森ノ宮ニーナの出会いの物語。有名タレントに憧れながらも、理想に追いつけない自分にストレスを抱える駆け出しの俳優・桃谷。自分がなぜ死んだのか覚えていないためにこの世への未練が断ち切れない亡霊。桃谷は演技によって亡霊を成仏させられるのか。
出演は矢野昌幸、浦田かもめ、上門みき。
『森ノ宮ニーナのおかなしみ旅行記』チラシより。写真は岡崎藝術座『ニーナ・ザ・スパゲッティ (死なないわたしについて)』2025.7 WOW Tokyo (C)daizabrow
7月に上演された『ニーナ・ザ・スパゲッティ(死なない私について)』の前日譚となる今作。しかし、前作を観ていなくても独立して楽しめるようになっているほか、4日間全日に渡り、前作の上映会を含む「作者トーク」が予定されている。
今作には他にも、より多くの人に観劇を楽しんでもらうための工夫が為されている。例えば複数回にわたって行われるリラックスパフォーマンス回。上演中にしゃべる、飲食する、自由に出入りするなど、通常演劇公演ではNGとされる行為がOKとなるもので、最近少しずつ増えつつある取り組みだ。また、日本語字幕&英語字幕回や、感想シェア会も行われる。
SNSでは「ご不明なことやご心配なことがあればお気軽にお問い合わせください」と呼びかけてもいる。
さらに、公式サイトには、作・演出の神里雄大による文章が綴られている。自身が中学生の頃、初めてライブハウスに行ったエピソードからはじまり、「知らないもの」かつ「わからないもの」を見ることについて書かれている。「ぼくの演出作品は、よくわからない、と言われることも多いようですし、作っているぼくや俳優・スタッフたちもよくわかっていないことが多いです。そういうものを作って見て共有して、いつか思い出す、そういう行為を経て、世界のことや自分たちの生活のことを考えてくれたらうれしいです」。もしわからないとしても、それを安易に「難しい」に分類するのではなく、わからないままに愉しむ。その豊かさを、今作を通じて味わってみたい。
<公演情報>
岡崎藝術座・新作演劇公演
『森ノ宮ニーナのおかなしみ旅行記』
作・演出:神里雄大
出演:上門みき、浦田かもめ、矢野昌幸
2025年12月5日(金)・6日(土)、13日(土)・14日(日)
会場:東京・森下スタジオ Cスタジオ
公式サイト:
https://okanashimi-nina.studio.site/
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