松雪泰子、坂東龍汰らが紡ぐ欲望の揺らぎ 『危険なワルツ』開幕コメント&舞台写真が到着
(撮影:宮川舞子)
M&Oplays×岩松了の新作公演『危険なワルツ』が、2026年3月6日(金) に東京・新国立劇場 小劇場で開幕。このたび、作・演出の岩松と、出演者の松雪泰子、坂東龍汰の初日コメントおよび舞台写真が到着した。
『危険なワルツ』は、『クランク・イン!』『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』『峠の我が家』など、次々と話題作を発表し、高い評価を得てきたM&Oplaysと岩松が定期的に行っている人気プロデュース公演の最新作。かつて若い頃、犯罪まがいの行為を繰り返して世間からドロップアウトした夫婦が、心機一転新しい仕事を始めるにあたって若い男を引き入れてやり直そうとするが、この若い男がまた、ひと癖もふた癖もある人物で──。三者三様のエゴが激突する中、妻と若い男が距離を縮めていく様は、初老の夫の嫉妬心を激しく揺さぶる。やがて歪んでいく3人の関係を通じ、人間が持つ深く不条理な闇を暴いていく。
主演の松雪は吟子役、言葉巧みに吟子に近づいていく一寿を坂東が演じるほか、夫婦の近所に住む友人・溝口役で劇団東京乾電池所属の谷川昭一朗、オーディションを勝ち抜いた中村加弥乃と但馬智が出演。岩松自身も嫉妬深い吟子の夫・龍臣として舞台に立つ。
本作について岩松は、「若い頃『ボニーとクライド』をきどって悪さのかぎりを尽くした吟子と、その相方だった龍臣夫婦の住処にひょんなことで出入りするようになった一寿。この夫婦と若い男の出会いをきっかけにドラマが始まります」と物語の導入を説明。さらに、「劇中、出会うはずのない人と人との出会いが、ありえない状況を招くのですが、それはただの偶然なのか?はたまた登場人物の中の誰かの策略なのか──。絡み合う関係の答え合わせを、ぜひお芝居を観た後に語り合ってもらいたい、そんな風に思います」と期待を込めた。
松雪は、「静かな言葉の奥に潜む感情の襞、その危うさと純粋性を信じて舞台に立ちます」と決意を表明。「岩松了さんの描く、成熟しきれない人間の揺らぎと欲望を、過度に飾らず誠実に立ち上げたいと思います。劇場という濃密な時間を、どうぞ共に味わってください」と呼びかけた。
一方、坂東は「それぞれが抱える危うさや欲望が交錯し、善悪の境界が揺らいでいく過程を、ぜひ劇場で体感していただきたいです。
悪人たちの泥沼の先に何が立ち上がるのか、その行方を見届けていただけたら幸いです」とコメントを寄せた。
東京公演は2026年3月22日(日) まで同所で上演。その後、大阪、富山、宮城と全国を巡演する。
撮影:宮川舞子
【あらすじ】
龍臣(岩松了)と吟子(松雪泰子)、夫婦が暮らす家は、かつて駅舎として使われていた場所。家の裏には線路が通っていて、時折ここには停まらない電車が通る。この夫婦はふもとの町でスーパーを営んでいて、かつての悪友仲間、溝口(谷川昭一朗)に店を任せている。溝口には一人娘のリサ(中村加弥乃)がいて、ふたりは度々この家を訪ねてくる。
すでに男と言うには歳が行き過ぎてるように見える龍臣に対して、吟子はまだまだ女盛りと言えたし色気も充分で近所も認める「いい女」だった。
この家に、電気工事でやって来た若い男・一寿(坂東龍汰)。工事の間に、一寿と吟子はどちらからともなく距離を詰めていった。
一寿は勤め先の社長の娘・遥(但馬智)とは破局を迎えていて、彼女と暮らしていた部屋を追い出される。行き場のない一寿に、夫婦の家に住むよう勧める龍臣。
こうして、夫婦と一寿、危うい3人の暮らしが始まる。
吟子と一寿との仲を疑う龍臣
一寿との新生活に希望を見出そうとする吟子
吟子の気持ちに応えようとしながらも迷う一寿
3人の奇妙な共同生活に溝口が絡み、事態は思いもよらぬ方向へ転がり始める──。
<公演情報>
M&Oplaysプロデュース『危険なワルツ』
作・演出:岩松了
出演:松雪泰子、坂東龍汰、谷川昭一朗、中村加弥乃、但馬智、岩松了
【東京公演】
2026年3月6日(金)~22日(日)
会場:新国立劇場 小劇場
【大阪公演】
2026年3月28日(土)・29日(日)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【富山公演】
2026年4月1日(水)
会場:富山県民会館ホール
【宮城公演】
2026年4月5日(日)
会場:仙台銀行ホールイズミティ21 小ホール
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/waltz/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2562952&afid=P66)
M&Oplaysプロデュース『危険なワルツ』初日開幕コメント
■作・演出・出演:岩松了
若い頃『ボニーとクライド』をきどって悪さのかぎりを尽くした吟子と、その相方だった龍臣夫婦の住処にひょんなことで出入りするようになった一寿。
この夫婦と若い男の出会いをきっかけにドラマが始まります。
ドラマが展開するのは吟子夫婦の住居の中庭で、そこは一見、電車を待つ駅のホームのようにも見えます。その場所は、そこから誰かが旅立とうとしている場所にも思える──その空気もまた、このドラマを支える要素のひとつになっているのかもしれません。
劇中、出会うはずのない人と人との出会いが、ありえない状況を招くのですが、
それはただの偶然なのか?はたまた登場人物の中の誰かの策略なのか──。
絡み合う関係の答え合わせを、ぜひお芝居を観た後に語り合ってもらいたい、そんな風に思います。
■吟子役:松雪泰子
本日、『危険なワルツ』の幕が上がります。
静かな言葉の奥に潜む感情の襞、その危うさと純粋性を信じて舞台に立ちます。岩松了さんの描く、成熟しきれない人間の揺らぎと欲望を、過度に飾らず誠実に立ち上げたいと思います。劇場という濃密な時間を、どうぞ共に味わってください。
■澤田一寿役:坂東龍汰
稽古期間を通して丁寧に積み重ねてきた時間を、ようやく皆さまにお届けできる日が近づいてきました。
それぞれが抱える危うさや欲望が交錯し、善悪の境界が揺らいでいく過程を、ぜひ劇場で体感していただきたいです。
悪人たちの泥沼の先に何が立ち上がるのか、その行方を見届けていただけたら幸いです。
関連リンク
公式サイト:
https://mo-plays.com/waltz/