映画に“革命”が起こる!? 『ジェミニマン』監督が語る
ウィル・スミスが主演を務めるアクション大作『ジェミニマン』が25日(金)から公開になる。本作は、スミス演じるスゴ腕の殺し屋と、彼の若いクローンが対峙する様を描いた作品だが、監督を務めたアン・リーは本作を“最新技術を駆使したアクション大作”以上のものだと考えているようだ。彼はこう語る。「この映画を撮りながら私はづくづく思いました。これは映画の“新しい世界”の幕開けになると」。デカい! 穏やかな表情なのに言うことのスケールがデカい! アカデミー賞監督アン・リーは本作でどんな“新しい世界”の扉を開こうとしているのだろうか?
本作の主人公ヘンリーは政府に雇われているベテランの暗殺者。彼はある“殺し”を機に引退を決めるが、そんな彼を消そうと何者かが刺客を放つ。それはヘンリーのクローンで、まだ若いが身体能力はヘンリーと同じかそれ以上に優れており、ヘンリーは絶体絶命のピンチに陥る。
一方の若いヘンリーはターゲットが“自分”であることに戸惑う。最強の殺し屋と最強の刺客の対決の行方は?
『推手』でデビューを果たして以来、『ウェディング・バンケット』『ブロークバック・マウンテン』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』など優れた人間ドラマを描いてきたリー監督は「脚本を読んで、様々な“問い”が浮かんでくることに魅了された」