丸山隆平、本格時代劇『浪人街』は「新しい挑戦」 公演数の多さには驚きの表情も
舞台『浪人街』で主演を務める丸山隆平、共演する玄理、入野自由、藤野涼子、入江甚儀、佐藤誓、矢柴俊博、神保悟志、板尾創路が都内のスタジオで稽古風景を公開。本番に向けた意気込みを語った。
『浪人街』は、脚本家・山上伊太郎が書き下ろし、1928年のマキノ正博監督による『浪人街 第一話 美しき獲物』から始まるサイレント映画シリーズ。集団殺陣のジャンルを切り開いた作品として高く評価され、現在の時代劇にも多大な影響を与えている。今回の舞台版では、殺陣はもちろん、オリジナル映画版よりも、さらに浪人それぞれにフォーカスし、群像劇として、各々が抱えるものや感情の機微がより丁寧に描かれる。
主人公・荒牧源内を演じる丸山は「その時代を生きる、自由奔放なひとりの人間が、どう変わっていくのか、それとも変わらないのか見てほしい」と人物像を語り、「新しい挑戦に恵まれた。おっかなびっくりな部分もあるが、常にアップデートしていかないといけないので、素敵なチャンスをいただいた。(稽古の)毎日がフレッシュな気持ちで、発見ばかり」と、本格的な時代劇への挑戦に背筋を伸ばした。

舞台『浪人街』公開稽古より
新橋演舞場の舞台に立つのは初めてだといい、「実は地元の南座も初めてで。