2021年10月16日 12:00
ナイロン100℃『イモンドの勝負』ケラリーノ・サンドロヴィッチ×大倉孝二インタビュー
撮影:江隈麗志
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)率いる劇団「ナイロン100℃」が約3年ぶりの新作上演、しかも劇団のホームグラウンドとも言うべき下北沢・本多劇場と聞いて、期待に胸が高まった演劇ファンは多いはず。そこで、作・演出を務めるKERAと主演・大倉孝二のふたりに公演への思いを聞いた。
「今回はもう、コメディでなくなってもいいかという覚悟で臨むつもりです」
――出演者の最初に大倉さんの名前がありますが、大倉さんが演じられるキャラクターが中心の物語と想像していいでしょうか。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)今のところ、大倉が完全な主役ですね。主人公が何らかの勝負をして勝ち進んでいく、しいて言えばスポ根的な要素を考えています。まだ決まっていないことばかりだけれど、気が変わらない限り、そうだと思います。
――「イモンド」というのは人名ですか?
KERAまだ秘密です。
――大倉さんは今回の座組を見て、どう思いましたか?
大倉知っている人しかいないんでねえ。
強者ぞろいで、本気を出したら本当に厄介(笑)。すごく疲れそうですね。
――3年ぶりの劇団新作ですが、おふたりにとって劇団とはどのような場所でしょうか。