2023年7月10日 18:00
【ライブレポート】戦慄かなのワンマンライブ「karma with you」
Photo:稲垣健一
セルフプロデュースにより様々な形でアイドル活動を展開している戦慄かなの。ソロでは2回目となるワンマンライブをZepp Shinjukuで行った。彼女のイメージは、名前だけ知っている人、グループ時代に見ていた人、現在のコアなファンなど層によって大きく違う。ライブではどんな姿を見せているのか。ニュートラルなところからレポートをお届けしたい。
戦慄かなのは、実妹の頓知気さきなとのユニット・femme fataleとしても活動するほか、自身のコスメブランドをプロデュースするなどの一面も持っている。
ソロでは今年1月に初のアルバム『Solitary』をリリース。水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミらのサウンドプロュースで、独自のポップセンスをより尖ったアプローチで昇華させた作品となった。
そして、今回のソロワンマンは1月に続き2回目。Zepp Shinjukuに集まったファンの9割は女性だ。それでも「今日はめちゃくちゃ男の人がいる」と、途中のMCで戦慄が話していた。
暗転した会場にピアノのSE。雨音やラジオのノイズ、鼓動が重なる。ステージの幕にライトが当たり、戦慄のスレンダーなシルエットが浮かび上がった。