トボケた雰囲気の可愛いSFファンタジーで気分はホッコリ『カミング・ホーム』
イラストレーション:高松啓二
映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。
【水先案内人 高松啓二のおススメ】
ペンシルベニアの小さな町に住むミルトンは、町議会で毎回町のスローガンを変更するように意見する79歳の孤独な老人。ある日、就寝中にもの凄い音で目が覚めると庭先にUFOが墜落していた。そこには……。
監督は『リトル・ミス・サンシャイン』のマーク・タートルトーブ。全編トボケたユーモアで淡々と異常事態を描くのが楽しい。ミルトン役のベン・キングズレーは、ちょい頑迷で認知症の初期症状を心配する気のいい老人を好演。彼の性格がそのまま映画のトーンに反映されている。
また、彼と秘密を共有することになる同年代の面倒見のいいサンディーとちょっと意地悪なジョイスは、この事をきっかけに絆が生まれ仲間となるのが微笑ましい。そこへNSA(アメリカ国家安全保障局)がからみ、ひと騒動となる。
『未知との遭遇』や『E.T.』を思わせるが、スケールも小さく可愛いファンタジーになっており、ホッコリとした気分になる。聞き上手は最高のコミュニケーションかもね?
<作品情報>
『カミング・ホーム』
公開中
監督:マーク・タートルトーブ
脚本:ギャビン・ステクラー
主演:ベン・キングズレー、ゾーイ・ウィンターズ、ハリエット・サンソム・ハリス、ジェーン・カーティン、アンナ・ジョージ
公式サイト:
https://cominghome-movie.com/index.html
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