2020年10月16日 08:00
SPAC半年ぶりの公演再開! みつばちの生体と神秘の物語『みつばち共和国』が開幕
(c)Christophe Raynaud de Lage
国境を超えた自由な試みを数々発信してきたSPAC(公益財団法人静岡県舞台芸術センター)が手掛ける、大人も子供も楽しめる国際共同制作作品『みつばち共和国』が10月17日(土)に開幕する。
SPACとは、専用の劇場や稽古場を拠点として、俳優、舞台技術・制作スタッフが活動を行う、日本で初めての公立文化事業集団だ。芸術監督の宮城聰を中心に、世界の優れた舞台作品を上演する「ふじのくに⇄せかい演劇祭」などのオリジナル企画を続々と発信している。
彼らが今回手掛けるのは、2019 年にフランス・アヴィニョン演劇祭で初演され、話題となった演劇作品『みつばち共和国』。作家メーテルリンクをノーベル文学賞受賞に導いたエッセイ『蜜蜂の生活』が、フランス人演出家セリーヌ・シェフェールの手により詩的な言葉とダンス、そしてアニメーションで立体的に描かれる。
新型コロナウイルスの影響により、活動休止を余儀なくされていたSPACは、本作品で公演活動を再開。フランスと日本を結ぶリモート稽古を経て、俳優と観客、また俳優同士のディスタンスを十分に取り、発声する俳優を限定するなど、コロナ禍ならではの演出を加えて上演に取り組む。