2022年7月19日 18:15
『地球がまわる音を聴く』森美術館にて開催中 アートを通してコロナ禍以降の「ウェルビーイング」を考える
新型コロナウイルスの流行により、私たちの生活は大きく変化せざるを得なくなった。この状況のなか、新しい時代をどのように生きていくかを、アート作品を通して多角的な視点で考える『地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング』が森美術館にて11月6日(日)まで開催されている。
「ウェルビーイング」とは、身体的、精神的に健康であり、社会的にも良好な状態を指す。新型コロナウイルス感染症の大流行以来、私たちはウェルビーイングとはなにかを常に意識しながら生活することとなった。同展は、私たちが生きることについて、そしてウェルビーイングについて、アートの視点から改めて考え直そうとしていくもので、国内外16名の作家による作品が約140点展示されている。
ちなみに「地球がまわる音を聴く」とは、オノ・ヨーコのインストラクション(指示書)・アートにちなんだもの。この言葉をはじめ、多数のインストラクション(指示)が収録された《グレープフルーツ》の展示から同展はスタートしている。
ドイツ人アーティスト、ヴォルフガング・ライプの《ヘーゼルナッツの花粉》は、その名の通りヘーゼルナッツの花粉をみっしりと敷き詰めた作品。