2021年7月18日 17:00
BUCK-TICKが誘った倒錯の夢幻世界、配信ライヴ『魅世物小屋が暮れてから〜SHOW AFTER DARK〜』レポート
(写真:田中聖太郎・渡邊玲奈)
BUCK-TICKが、7月17日21時よりStreaming Live『魅世物小屋が暮れてから〜SHOW AFTER DARK〜』を配信した。そのオフィシャルレポートをお届けする。
本公演はBUCK-TICKにとって2021年初のライヴであり、無観客状態での2度目の配信ライヴ。昨年9月に行なった『ABRACADABRA LIVE ON THE NET』は、アルバム『ABRACADABRA』の発売日に曲順通りに演奏し、バンドの熱量をストレートに届ける生配信ライヴだったが、今回はタイトルが表わす通り、観客を甘美な毒で淫美な世界へと誘うコンセプチュアルなステージを展開した。
櫻井敦司(写真:田中聖太郎・渡邊玲奈)
21時といえば、本来ならば一つ公演終えた頃だろう。20時以降は“闇営業”などと揶揄されるこのご時世に、ひっそりと明かりを灯す小屋がある。BUCK-TICK Streaming Live『魅世物小屋が暮れてから〜SHOW AFTER DARK〜』の始まりだ。背徳感を弄ぶようなイントロダクションに誘われて、幕の奥深くへと突き進んだ先に現れたのは電飾で飾られた円形のステージ。