2021年3月31日 07:00
日本初演から10年、3組の“私”と“彼”が繰り広げる究極の100分ーミュージカル『スリル・ミー』いよいよ開幕!
アメリカで実際に起こった衝撃的な殺人事件を題材に、2003年にニューヨークでミュージカル化された『スリル・ミー』。たったふたりの出演者と1台のピアノが織りなす緊迫した舞台はたちまち話題を呼び、世界各国で上演される人気作となった。2011年、栗山民也の演出、田代万里生×新納慎也と松下洸平×柿澤勇人の出演で初演された日本版も熱狂的な人気を博し、キャストを替えてたびたび再演される定番作品に。そして2021年4月1日(木)、日本初演10周年を記念した公演が、東京芸術劇場シアターウエストで開幕する。
舞台は監獄の仮釈放審議委員会。誘拐殺人の罪で収監されている“私”の5回目となる審議が始まり、物語は34年前へとさかのぼる。19歳の“私”と、その幼なじみでニーチェを信奉する“彼”。愛し合うふたりはある日、血の契約書を取り交わす。
魅惑の旋律とともに100分間ノンストップで綴られる、彼らの犯罪の裏にあった真実とはーー。
10周年キャストのひと組目は、田代万里生(私)と新納慎也(彼)の“伝説の初演”ペア。田代は伊礼彼方とのペアでその後も登板しているが、新納にとっては2012年以来の“彼”役となる。ふた組目は、2018~19年公演で初めて登場し、大旋風を巻き起こした成河(私)