2023年3月6日 14:05
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『掃除機』開幕 演出・本谷有希子のコメントと舞台写真が到着
撮影:加藤甫
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『掃除機』が3月4日に開幕し、本作を演出した本谷有希子のコメントと舞台写真が到着した。
本公演は、引きこもりの50代の娘、無職の40代の息子、80代の父親が暮らす家の情景を、一家の「掃除機」の目線から描いた戯曲。チェルフィッチュ主宰・演劇作家・小説家の岡田利規が2019年にドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレ劇場に書き下ろし、自ら演出した『The Vacuum Cleaner』(ドイツ語上演)を、劇作家・小説家・演出家の本谷有希子による演出で、日本語にて初演する。
引きこもりの娘役は家納ジュンコ、無職の息子役は山中崇、父親役はモロ師岡、俵木藤汰、猪股俊明の3人で1役を演じるほか、一家の掃除機<デメ>役は栗原類が演じる。また、ミュージシャンとしてだけでなく、ダンサーとのコラボレーション、絵本出版など、ジャンルを越えて活躍するラッパーの環ROYが音楽を担当する。
■演出 本谷有希子 コメント
これまで演出家として自分の中のイメージを舞台化することに使ってきた想像力を、他人の、それも岡田さんの言葉を膨らませるためだけに使い倒したこの一カ月は、とても刺激的な時間でした。