くらし情報『リアリティとフィクション性を両立させた新たな表現 ゆうめい制作の舞台『あかあか』4月より上演』

2022年3月16日 19:00

リアリティとフィクション性を両立させた新たな表現 ゆうめい制作の舞台『あかあか』4月より上演

『あかあか』


舞台・美術・映像を作る団体・ゆうめいの公演『あかあか』が、4月25日(月)より兵庫・城崎アートセンターでの試演を経て、5月28日(土)より神奈川・川崎市アートセンター アルテリオ小劇場で上演される。

前作『あか』は新宿眼科画廊スペースOにて2018年に初演。今作は2020年3月に『ゆうめいの座標軸』再演レパートリーとして、こまばアゴラ劇場での上演を予定していた『あか』(コロナ禍による影響で延期)をリクリエイションし、新たに『あかあか』としたものだ。

物語の発端は自由美術の先駆けと言われた20世紀の抽象画家、池田一末。自らの美意識を探究し続けた彼の絵は、ほとんど売れなかった。遺族からの価値も不透明で「肉親だから」という理由のみで保管されている数百点の作品群は、親族の死や老朽化が進む彼のアトリエの解体と共に処分される可能性すらある。

いずれ他者にとって不要となる。彼の遺品を整理する中、絵画が一度だけイスラエルの地で売れた記録があった。
本作は絵画の行方とその意味を探り、実の遺族である子(芸名:五島ケンノ介 / 本名:池田靖)と孫(池田亮)が出演する、死から生へ、3世代のドキュメンタリーから他者へと紡がれる舞台作品。

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