世間に衝撃を与えた大口病院事件…看護師が「おかしいと感じた場合」どうすべき?
■「根拠」を説明することが要求される
齋藤弁護士:「証拠としても、「おかしい」と感じた根拠、「おかしい」その理由を証明できることが要求されてきます。たとえば車載のドライブレコーダーなどと同じように、担当者がどんな行為をして、「おかしい」結果になってしまっているのか。証拠が大切です。
日々の観察日記などでも証拠にはなりえるので、根気強く、証拠をあつめていくのが先決です」
■慎重な行動を
「おかしい」と感じただけで看護師を訴えることはできません。証拠を集め、主張が本当に訴訟に踏み切るだけの根拠があるかどうかを慎重に検討する必要があります。
看護師さんたちは激務のなか一生懸命頑張っています。「おかしい」と思ったとしても、直ぐに主張せず、証拠を集め、しっかりと行動を検証するようにしてください。
*取材協力弁護士: 虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。LINEでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に多く乗っている。
弁護士業務とは別の顔として、慶應義塾大学において助教も勤める。)