【ポイントは粘度】圧力鍋でカレー・シチューを作るのはどうして危険?
様々な具材が短時間で柔らかく煮え、味がしっかりしみ込むから、圧力鍋は忙しいママたちの強い味方。角煮や煮魚以外にも、いろいろな調理シーンで圧力鍋を活用しているというママも少なくないでしょう。
圧力鍋でカレーやシチューを作るのは危険
時間がかかる代表鍋料理といえば、子どもたちが大好きなカレーもそのひとつ。具材を切って炒め、水をひたひたに入れ煮込み、あらかた火が通ったらルーを割り入れてと。時間がある時ならこれら工程にもイライラしませんが…。
そんなカレー作りを手早く済ませたいママたちのなかには、カレー作りにも圧力鍋を利用している人もいるようです。
しかし、カレーやシチューを圧力鍋で調理する際には注意が必要です。
圧力鍋でカレーやシチューを作るのが危険な理由
圧力鍋は高温で鍋の中を高圧にすることによって、食材の細胞壁を短時間で壊し、やわらかくするという仕組み。
加圧しすぎて爆発しないよう、多くの圧力鍋には安全バルブが付いており、一定以上の圧力になった際には、中の圧力を逃がして減圧するようになっています。
しかし、煮崩れた食材や粘度の高い液体が圧力鍋のなかに入っている場合、これらが膨張し、過熱するうちに安全バルブのなかに入り込み、圧力鍋の圧力調整をうまく働かせなくしたり、バルブから噴き出して逆流してくることもあるのです。
実際、これらによる事故は数多く起きています。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は圧力鍋の事故に関する情報も収集・発信しており、同機構検索サービスで検索すると、圧力鍋の事故は38件発生しています。
“シチューを作ろうと材料を煮込んでいると、煮汁が噴き出したため、火を止めて鍋の蓋を開けたら、更に内容物が吹き出して手に火傷を負った。(事故発生地:大阪府)”
“当該製品にカレーの具材と水を入れて調理を行い、圧力表示ピンが上がったので、火を消そうとしたら、具材とともに鍋の蓋が飛び、火傷を負った。(事故発生地:埼玉県)”
時短に繋がり便利な圧力鍋ですが、正しい使い方をきちんと知っておくこと。事故を未然に防ぎ、おいしいご飯を楽しみましょう。
(文・団子坂ゆみ/考務店)
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