再婚を目指すシングルマザーにおすすめの婚活方法3つ
再婚したいと考えていても、なかなか恋愛に踏み切れないというシンママ、多いのではないでしょうか。そんな方にもおすすめな婚活方法を3つ、ご紹介します。シングルマザーでも、方法次第で素敵な再婚相手と巡りあえるはず。前向きに行動してみましょう。
シングルマザーの再婚が増加中!?
厚生労働省が発表した平成28年度の「人口動態統計特殊報告」によると、平成21年以降、婚姻件数は減少傾向をたどっています。ところが、再婚件数は近年はほぼ横ばい。つまり、婚姻件数全体に占める 再婚の割合はどんどん増えていることになります。具体的な数字でいうと、昭和50年には全体の婚姻件数941,628件のうち「夫婦とも再婚又はどちらか一方が再婚」であったのは119,246件で構成割合は12.7%。
平成27年では、全体の婚姻件数が635,156件であったのに対して、「夫婦とも再婚又はどちらか一方が再婚」であったのは170,181件で構成割合は26.8%にも上っています。昭和50年から平成27年にかけて、再婚件数が実数にして5万件以上も増えており、現在では結婚する5組のうち1組以上が再婚ということになるわけです。
さらに、平成27年に再婚した170,181組のカップルのうち、「夫が初婚で妻が再婚」「夫婦とも再婚」であったのは実に106,593件。つまり女性が再婚するケースが6割以上を占めていることになります。再婚する女性に子どもがいるとは限りませんが、女性の再婚率が増えている以上、シングルマザーの再婚率も同様に増えていると考えるのが自然です。
女性にとって、子どもがいると再婚に不利だと思われがちですが、現実は決してそんなことはありません。離婚件数や再婚件数が増加するとともに、社会のシングルマザーへの理解も深まりつつあり、それにともなって、以前よりも子どもがいる女性と結婚することに抵抗のある男性が少なくなってきました。子どもがいるからといって再婚を躊躇してしまっているなら、ぜひ考えを改めて、再婚を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。
次項からは、再婚を目指すシングルマザーにおすすめの婚活方法をご紹介していきます。
結婚相談所
結婚相談所には、経済力もあり結婚願望が強い男性が集まる傾向があります。その意味で質の高い出会いを期待することができるといえるでしょう。その他メリットは以下の通りです。
- 経済力があってシンママにも理解がある人がいる
- 男性の結婚願望が強く、再婚までの道のりが短い傾向がある
- 子どもなどを巡って価値観の合う人を選べる
- こちらから積極的にアプローチする必要がない
- カウンセラーに相談することができる
その反面、利用するのに比較的高い料金が必要です。ただし、結婚相談所によって、子育てママへの対応が異なります。自分に合った結婚相談所を選ぶ必要があります。
ネットの婚活サイト
気軽に利用できて空き時間を使って相手を探すことができるのが魅力のネットの婚活サイト。
シンママでもOKな相手を限定して探すことができます。結婚相談所に比べて会員数が多いサイトもあるため、利用することで出会いのチャンスが広がることになります。その他メリットは以下の通りです。
- 仕事や子育てで忙しくてもマイペースに相手を探せる
- 利用料金が控えめである
ただし以下のようなデメリットがあるので注意が必要です。
- 結婚を望まない相手も少なくない
- こちらからアプローチしなくてはならない
- 実際に相手に会うまでにある程度の時間が必要
- 安全性に不安がある
お見合いパーティーに参加する
日時が決まっているため、あらかじめ子どもを預かってもらうことができるので、参加しやすいのがお見合いパーティーの魅力です。デイタイムに開催されているものもあれば、子連れに理解がある人だけが集まる企画もあります。1つのパーティーで何人もの人と出会える可能性があるのもメリットです。ただし、デメリットもあります。
例えば……
- 場に馴染めない可能性がある
- 積極的に会話するスキルが求められる
- 夜間に開催されるものが多く、シンママは参加しづらい
婚活するときにおさえておきたいポイント
シングルマザーであることが再婚するうえでの大きな足かせではなくなってきているとはいえ、子どもがいる時点で一般的な未婚の女性とは考え方やライフスタイルが違うものです。うまくそして後悔のない婚活となるために、おさえておきたいポイントについてまとめました。
子どもの年齢
子どもが2歳や3歳程度であれば、一般に再婚男性との関係がうまくいきやすいといわれています。子どもはパパ代わりの存在を求めているため男性になつきやすく、男性としても子どもがなつけば、少しずつパパとしての自覚が芽生えてくる可能性があるからです。また、高校生以上の年齢の場合も比較的関係が上手くいきやすいといわれています。精神的に成長しているため、頭で再婚を理解することができるからです。
逆に注意したいのが、子どもが小学生の高学年から中学生ぐらいの場合です。反抗期が訪れる時期ですから、突然知らない男性が家族になることを受け入れにくいといわれています。
理由もなく一方的に拒否する場合もあるようです。かえって逆効果になる恐れあるので、近づこうとして下手な小細工をするのは禁物。時間をかけて関係性を深めていくのがよいでしょう。
子どもがママの再婚をどう思っているかを大切にする
男性と子どもの関係がうまくいっているように見えても、実際は子どもが母親を誰かに取られるような気持ちでいる場合があります。言葉では再婚に賛成していても、実際は快く思っていないかもしれません。常に子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。場合によっては、再婚自体をあきらめる覚悟も必要でしょう。
また、婚活中に運良く素敵な男性と巡り会えた場合、子どもに対して離婚した男性の悪口をいってしまう例が少なくありません。
ところが、子どもにとってはパパであることに変わりはありません。悪口をいうことで傷ついてしまい、新しい再婚相手に対して悪い印象を持つことがあるようです。
再婚相手に多くを求めすぎない
再婚することで、相手の男性は連れ子のパパとなります。そのため、相手の男性が婚活中に良いパパになってくれるのかどうかを意識してしまいがちです。相手にパパとしての経験があるとは限りませんから、そんな気持ちがときに表に出てしまうと、背負いきれないプレッシャーをかけてしまうことになりかねません。せっかくうまくいっているのに、相手に多くを求めすぎてチャンスをフイにしてしまうというのはシングルマザーにありがちなケース。くれぐれも注意が必要です。
まとめ
シングルマザーにとって、再婚前提の恋愛はハードルの高いものかもしれませんが、ポイントをおさえて婚活すれば幸せを手にできるはずです。
シングルマザーだということを理由にあきらめないで、前向きに婚活してみてください。
参考:
厚生労働省『平成28年度「人口動態統計特殊報告」』