くらし情報『【世界初】低強度の運動とタマネギ・ブロッコリーなどのポリフェノールを含む食品摂取の組合せで、中高齢者の筋肉の質の一部「筋柔軟性」が改善することを解明 ―サルコペニアやQOL向上の有効な対策として期待―』

【世界初】低強度の運動とタマネギ・ブロッコリーなどのポリフェノールを含む食品摂取の組合せで、中高齢者の筋肉の質の一部「筋柔軟性」が改善することを解明 ―サルコペニアやQOL向上の有効な対策として期待―

食品にポリフェノールの一種のケルセチンを用いた理由は、in vivo5)やin vitro6)試験において、筋萎縮抑制作用や筋組織中の細胞外マトリックス低下作用が知られているからです。

<研究の内容>
50歳から74歳の健常な中高齢者の男女54人を、運動+プラセボ食品群、運動+低用量食品群、運動+高用量食品群の3つの群にランダムに分けて、24週間の介入を行いました。運動は、下肢を中心とした低強度レジスタンス運動(内容:レッグエクステンション、レッグカール、レッグプレス、チェストプレス、強度:最大挙上重量の40%、回数:14回、3セット、頻度:週3回)を行いました。食品は、ケルセチンの吸収性を高めた食品成分のケルセチン配糖体を200mg(低用量)または500mg(高用量)配合したカプセルを使用しました。
筋柔軟性は、先行研究に準じて、超音波エラストグラフィーを用いて大腿部の柔軟性を評価しました。24週間の介入の結果、運動介入の前後で、筋柔軟性は有意に向上しました(図1)。さらに、運動のみと比較しても、低用量ならびに高用量のケルセチン配糖体摂取との組み合わせにより、筋柔軟性は有意に向上しました。

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