2代目・林家三平、母・海老名香葉子さんへの思いで涙「おふくろしあわせだね」 “心残り”かなえた長濱ねるに感謝
海老名香葉子追善公演『東京の空』囲み取材に登場した(左から)長濱ねる、林家三平 (C)ORICON NewS inc.
落語家の2代目・林家三平、俳優の長濱ねるが10日、東京・一ツ橋ホールで行われた海老名香葉子追善公演『東京の空』囲み取材に登場した。三平の母・海老名香葉子さんが生きている間にかなえられなかった同舞台への思いに、三平が涙する場面があった。
落語家・初代林家三平の妻でエッセイストとして活躍する海老名香葉子さんは、1945年3月、東京大空襲で家族6人を亡くし戦争孤児となった経験から、長年にわたり平和の尊さを訴え続けてきた。そんな中、長崎出身で被爆三世の長濱が、語り部として海老名さんの体験をもとに朗読をするという企画が立ちあがった。
しかし、昨年12月24日に海老名さんが死去。海老名さんの意志を継ぎ、平和への思いを伝えるため、公演を行うことが決定。出演者は、今回が初舞台となる長濱一人のみ。
公演をあすに控え、三平は「なかなか情報を集めることも難しい東京大空襲について、ねるさんが語っていただくことで、その情報がみなさんに届く。
それが一番大きいことだと思います。やはり首都で10万人の方が亡くなったという事実を、まだ知らない方も多いんです。その情報を伝えるということを、ねるさんが担ってくださるっていうのは、本当におふくろも喜んでいると思いますし、今日も向こうから優しくほほ笑んでると思ってます」と語る。
「母は、この物語に人生をつぎこみましたから。これを伝えるんだという気持ちのまま、あちらの世界に行きました。そんな私たちの思いをねるさんが代弁してくれてこんなうれしいことはない。感謝しています」と目をうるませた。
「私が力になれるのならば、ぜひ演じさせていただきたいと思いました」という長濱だが、あすの公演に向けて緊張している様子。
そんな長濱に三平は「やさしいおふくろだったので、あしたはそばにいてくれるし、何かあったら助けてくれるから」と声をかける。
そして母へ「おふくろしあわせだね。代わりにしゃべってくれてよかったね」とほほ笑んでいた。
同公演は一ツ橋ホールにて、1945年の東京大空襲から81年後、3月10日の翌日である2026年3月11日に開催される。