菊田一夫演劇大賞に『大地の子』 奈緒&上白石萌歌が受賞喜び「演劇という装置に感謝」

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菊田一夫演劇大賞に『大地の子』 奈緒&上白石萌歌が受賞喜び「演劇という装置に感謝」

受賞に喜びをみせた(左から)上白石萌歌、栗山民也、奈緒 (C)ORICON NewS inc.


演劇界で優れた成果を挙げた舞台人をたたえる『第51回菊田一夫演劇賞』の授賞式が10日、都内で行われ、「菊田一夫演劇大賞」に舞台『大地の子』の上演関係者一同が選ばれた。

『大地の子』は高い舞台成果が評価されて大賞を受賞。カンパニーを代表して演出の栗山民也とキャストの奈緒、上白石萌歌が登壇した。奈緒は「本当にとてもうれしくて、どうしても喜びがあふれてしまって、お礼の言葉を探したのですが、なかなか自分の言葉の中からまだ見つかっておりません」と率直な心境を明かし、「地図上からは知り得ない一人ひとりの人生がこの世界にはあるんだということに深く気づかされました」と作品を通じた学びを語った。

また奈緒は、「その一人ひとりの人生を誰かに伝えることができる。その装置が演劇であるということも深く知ることができ、心から感謝しております」とコメント。「『大地の子』でご一緒した皆さんのことが心から大好きで、愛しています」と共演者やスタッフへの思いを口にし、「またこのような素晴らしい演劇に携われる人間、そして俳優になれるように、日々丁寧に精進してまいりたい」と決意を新たにした。

一方、上白石は「名誉ある賞をいただき、『大地の子』というカンパニーで挑んだ作品が評価していただけたこと、その一員になれたことを心から光栄に思っております」と受賞を喜んだ。
「今でもあの大地を踏みしめていた時の、血がたぎるような時間と、栗山さんのお言葉を宝物のように大切に心の中にしまっています」と振り返り、「役者である自分にできることはただ一つ、想像し続けることだなと思っています」と語った上で、「これからも演劇という泥臭くて、とても美しい世界に憧れを抱きながら、役者として想像し続け、日々祈りを込めてお芝居に参加していきたいと思います」と演劇への変わらぬ思いを明かした。

演劇賞の受賞者では、石川禅が『ダンス オブ ヴァンパイア』のアブロンシウス教授役、『ジェイミー』のヒューゴ/ロコ・シャネル役、『サムシング・ロッテン!』のノストラダムス役、『レイディ・べス』のロジャー・アスカム役での演技が評価され、佐藤隆紀も『ジキル&ハイド』のヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド役と、『エリザベート』のフランツ・ヨーゼフ役での演技が高く評価された。また、上白石萌音は『ダディ・ロング・レッグズ』のジルーシャ・アボット役と『千と千尋の神隠し』の千尋役での演技が受賞理由となった。松尾スズキは『クワイエットルームにようこそ The Musical』での作・演出と、『アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―』での作・音楽が評価された。このほか、菊田一夫演劇賞特別賞には、長年にわたり『ロマンチック・レビュー』シリーズを支えてきた岡田敬二が選ばれた。

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