齋藤飛鳥 90年代の英国美術に“京都らしさ”見出す「この奥深さ…」
『テート美術館-YBA&BEYOND』を訪れた齋藤飛鳥 (C)ORICON NewS inc.
俳優の齋藤飛鳥がアンバサダーを務める展覧会『テート美術館-YBA&BEYOND 世界を変えた90s英国アート』が京都市京セラ美術館で開催している。このたび、齋藤が同展を訪れ、取材に応じた。90年代の英国美術における革新的な作品の中で、「京都らしい作品は?」という無茶ぶりに悩みながら答えてくれた。
本展は、テート美術館のコレクションを中心に、1990年代の英国美術の革新的な創作の軌跡を多角的に紹介する企画。50人を超えるアーティストによる約90作品を通して、この時代のクリエイティブな熱狂が世界のアートシーンにどのような決定的影響を与えたのかを検証する。
2月に東京・国立新美術館でも行われており、内覧に足を運んでいた齋藤。会場が変わり4ヶ月ぶりに接する作品に「4ヶ月前の私の心情といまの私の心情が違うのか、会場が違うからか分からないんですけど、感じ方が違う作品が多かった」と新鮮な気持ちだったそう。「配置や、並べ方、作品との距離感など、この会場ならではのものがあって、『東京で見た時ってこんな感じだったっけ?』と思う作品がたくさんありました」と振り返った。
また「この展覧会の良さの一つでもありますが」と前置き「絵もあるし、写真もあるし、立体の作品も、映像もある。すごく見やすいし、日常にあるものがそのままアートとして使われていたりもするので、身近に感じられる展覧会なのかな」とアピールした。
そんな齋藤に数多ある作品から「京都っぽいと思うものは?」という無茶ぶりな質問を投げかけた。そんな質問にも笑いながら「ええ、なんだろう?」と熟考。そうして、マーティン・クリードの「くしゃくしゃに丸めたA4サイズの紙」を挙げた。
「ただの丸めた紙に見えるけれど、実は、それ自体がアートになっているという皮肉めいた作品だと思うんです。皮肉にユーモアが加わることで、こちらが納得してしまうような知性を感じられるところが京都の方っぽいかも。ユーモアもありながら、物事の柔らかい部分を刺す、というのが上手な印象がある」とほほえみ。
「丸めた紙も実はすごく計算して折り目をつけられているので。この奥深さも京都っぽいです」と分析していた。
なお、同展は9月6日まで。
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