フランス大使館、岸惠子さんを追悼「フランスにとってかけがえのない友人であった」

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フランス大使館、岸惠子さんを追悼「フランスにとってかけがえのない友人であった」

岸惠子さん(2020年撮影)(C)ORICON NewS inc.


俳優でエッセイストとしても活躍した岸惠子さんが8月7日、老衰のため死去した。93歳だった。19日、所属事務所が公表した。在日フランス大使館は20日、公式Xを更新し、追悼のコメントを出した。

岸さんは1932年生まれ、神奈川県出身。51年に『我家は楽し』で映画デビュー。映画『君の名は』(53年)や、市川崑監督作品の『おとうと』(60年)、映画『かあちゃん』(01年)などに出演。02年には日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。
04年に『旭日小綬章』を受章した。

フランス大使館はXで「在日フランス大使館は、岸惠子さんの訃報に接し、悲しみを覚えています」と追悼。「1957年、イヴ・シャンピ監督の『忘れえぬ慕情(Typhon sur Nagasaki)』に主演。フランスと日本を行き来する人生を通じて、フランスとその文化との深い絆を育まれました」と伝えた。

続けて「日本とフランスを行き来しながら、二つの国の映画人と文化をつなぎ続けた岸惠子さん。その国境を越えた歩みとフランス文化への深い愛情に、フランスは2002年に芸術文化勲章オフィシエ、2011年には同コマンドゥールを授与し、敬意を表しました。偉大な俳優であり、フランスにとってかけがえのない友人であった岸惠子さんに、心から敬意と哀悼の意を表します」と悼んだ。

岸さんの訃報には、日本の芸能界からも追悼する声が寄せられている。
岸さんが『男はつらいよ 私の寅さん』(1973年・第12作)、『たそがれ清兵衛』(2002年)を手掛けた山田洋次監督(94)は「ぼくの青春時代、つまり日本映画が娯楽の王座をしめていたあの時代を代表する大スターの死を、深い感慨と悲しみの中に受けとめています」と追悼。「寅さんの華やかなマドンナ陣の一人としてスクリーンを輝かしてくれたことも、今はなつかしい想い出となりました」と悼んだ。

岸さんと市川崑監督の映画『細雪』(1983年公開)で姉妹役として共演した俳優の吉永小百合(81)は「大好きな先輩でした。『細雪』でご一緒した時、ラッシュを見て、『あなた、とても良いわよ』と誉めて下さり、嬉しかったこと、忘れられません」と振り返った。「パリのお宅に伺い、『歩いていく二人』という本を一緒に作ったことも、大切な思い出です。もう一度お逢いしたかった!今はその思いでいっぱいです」と悼んだ。

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