『週刊ダイヤモンド』、完全デジタル化を発表 紙版は2027年4月3日号をもって終了「AI時代に勝ち残るメディアに進化」
『週刊ダイヤモンド』最新号
ダイヤモンド社は27日、公式サイトで1913(大正2)年創刊の『週刊ダイヤモンド』について、2027年4月から完全デジタル化すると発表した。
サイトでは、「今後は、『週刊ダイヤモンド』電子版として、国内最大級のビジネス情報サイト「ダイヤモンド・オンライン(DOL)」および有料会員サービス『ダイヤモンド・プレミアム』と共に、時代の変化を先取りした高付加価値なデジタルメディアへと進化し、より迅速に、より深く、質の高い情報を皆様にお届けしてまいります」としている。
背景について「当社はこれまでもデジタル領域においては、時代に先駆けて改革を進めてまいりました。2007年にビジネス情報・ウェブマガジンサイトとしてDOLを開設し、2019年6月には経済メディアとしていち早くデジタル有料会員サービス『ダイヤモンド・プレミアム』をスタート。同時に雑誌とデジタルの編集部を統合し、オンライン発の有料記事を誌面に連動させる『デジタル・ファースト』の体制を構築。デジタルの速報性と、雑誌ならではの豊かな読書体験を兼ね備えた質の高いコンテンツ制作に努めてまいりました」とこれまでをたどりつつ「その結果、DOLの会員登録者数、ダイヤモンド・プレミアムの有料会員数は共に順調に増加し、メディアへの深い信頼をお寄せいただく読者層を築くに至りました。そして今回、『週刊ダイヤモンド』は『完全デジタル雑誌』への移行という新たな挑戦に踏み出します」と説明した。
『週刊ダイヤモンド』電子版は、10年分以上のバックナンバーも閲覧可能。
また、各種電子書籍ストアや雑誌読み放題サービスでも利用できる。
今回の電子化についてサイトでは「紙からデジタルへ――これは単なる『誌面の移行』ではありません。100年あまり培ってきた雑誌メディアの可能性をデジタル空間へと広げ、次の100年、200年先へと受け継いでいく『未来への進化』です」「情報を届ける『形』が変わっても、長年培ってきた『独自の深い分析力』や『徹底した調査報道』をもって、最高の情報を読者の皆様に届け続けるという使命が変わることはありません」とし「デジタルだからこそ可能になる表現力とスピード感を武器に、より一層信頼されるメディアへと進化してまいります。今後の『週刊ダイヤモンド』に、ぜひご期待ください」と呼び掛けた。
紙版の最終発行号は2027年4月3日号(3月29日発売)となる。
■麻生祐司社長コメント
『週刊ダイヤモンド』の完全デジタル化は、ユーザーの情報取得の在り方が大きく変わったことを受けて、次の100年を見据えたメディアへと進化させるための決断です。長年培ってきた取材力と分析力に、デジタルや動画ならではのスピードと表現力を掛け合わせて、AI時代に勝ち残るメディアに進化していきます。