2022年9月6日 11:00
【トルコ共和国大使館・文化広報参事官室】 1800年前の古代都市「ソリ・ポンペイオポリス」で古代港の発掘調査を開始
トルコ共和国文化観光省はこの度、トルコ南部のメルスィン県にあり、地中海で最も重要かつ大規模な港湾都市の一つであるソリ・ポンペイオポリスの古代港を発掘するための調査を開始しました。
ソリ・ポンペイオポリスの古代港
ソリ・ポンペイオポリスの古代港は、2世紀につくられた1800年前の港です。調査は、ドクズ・エイリュル(9月9日)大学文学部博物館学科長レムズィ・ヤージュ教授の指揮のもとで約2カ月間行われる予定です。
第一期発掘調査では、港の防波堤の発掘を実施します。最終的には、港と列柱通りとのつながりを明らかにすることを目標としています。
レムズィ・ヤージュ教授は、この地域が東地中海で最大の港の一つであったことに触れ、「ここは偉大なポンペイウスが築いた都市の港です。ソリ・ポンペイオポリスは大きな都市であり、港は大きな経済活動の指標となるものです。現在はほとんどの部分が埋もれていますが、ローマ帝国時代には最も活気ある港の一つだったのです。
この遺跡は長い間、私たちの発掘プログラムの中にありましたが、今回、作業が開始されました。」と述べました。
“これは壮大な港だ”
ソリ・ポンペイオポリスの古代港
ヤージュ教授は、現在、西側防波堤で発掘作業を行っていることを説明し、「長さ160メートルのエリアが見えるようになりました。