くらし情報『尾張ゆかりの古能〈不逢森(あわでのもり)〉をご当地名古屋で数百年ぶりに復曲初演約300人が鑑賞、伝統芸能による地元再発見に一役』

2022年11月21日 10:15

尾張ゆかりの古能〈不逢森(あわでのもり)〉をご当地名古屋で数百年ぶりに復曲初演約300人が鑑賞、伝統芸能による地元再発見に一役

今は上演されない室町時代の古演目の中から、現代にふさわしい価値ある演目を再興(復曲)することを通して能楽(能・狂言)の可能性を再発見する試みを続けている一般社団法人復曲能を観る会(代表理事:加藤眞悟)は、2022年11月12日(土)、名古屋市の名古屋能楽堂で公演を開催、数百年ぶりに復曲された古能〈不逢森〉など尾張ゆかりの能や狂言を上演しました。公演には約300人が来場し、土地の歴史や当時に思いを馳せながら鑑賞しました。

尾張ゆかりの古能〈不逢森(あわでのもり)〉をご当地名古屋で数百年ぶりに復曲初演約300人が鑑賞、伝統芸能による地元再発見に一役

復曲能〈不逢森〉

復曲能〈不逢森〉は、愛知県あま市上萱津にある日本武尊が参拝した伝説を持つ古社、萱津神社(古くは「阿波手の杜」と呼ばれた)を舞台にした室町時代の古能です。公演では〈不逢森〉を数百年ぶりに復曲初演したほか、地元・尾張の津島祭を描く狂言〈千鳥〉、熱田神宮に関連した仕舞〈小鍛冶 クセ〉〈楊貴妃〉、〈不逢森〉の別名にもなっている反魂香(はんごんこう)に関連した仕舞〈花筐 クセ〉を上演しました。(下記、演目紹介参照)
旧鎌倉街道沿いの不逢森は古から歴史に名が残る有名な土地です。今回の復曲初演によって地元の歴史に改めて光を当て、また、能楽の歴史においても貴重な演目が復活する意義ある公演となりました。

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